Autodesk® Maya® 2009 の新機能へようこそ!
このリリースには、ゲーム、フィルム、テレビ、そしてデザインにおけるニーズに対応する機能が満載されています。Maya 2009 に追加された数多くの新機能や強化機能は、生産性の最大化とワークフローの最適化を実現し、ユーザのクリエイティブな可能性を限りなく広げます。
一般およびパフォーマンス
このリリースでは、生産性を向上させる Maya アセット、事前選択ハイライト、ヒート マップの表示、アトリビュート値の転送など、数々の機能が追加/強化され、Maya ユーザ インタフェースの機能もさらに充実しました。
さらにマルチスレッド処理の充実やアルゴリズムの高速化など、多くの分野においてパフォーマンスが大幅に改善されたことで、インタラクティブな描画、シミュレーション、レンダリングのパフォーマンスなどが劇的に向上し、非常に複雑なシーンにも楽々と対処します。
モデリング
ポリゴン モデラーとテクスチャ アーティストは、ソフト選択、ツィーク モードによる素早い修正、UV レイアウトと展開の新しいオプション、頂点のマージなどの Maya 2009 の新機能やワークフローの拡充により、作業効率を大幅に向上させることができます。
アニメーション
Maya 2009 では、Autodesk® MotionBuilder® ソフトウェアのテクノロジに基づいた強力なアニメーション レイヤリング パラダイムが新たに導入され、複数のアニメーション レイヤを非破壊的に作成できます。この柔軟なアーキテクチャはすべてのアトリビュートに対応するため、アニメーション レイヤのブレンド、マージ、グループ化、再順序付けや、前のレイヤへのオーバーライドや加算が可能になります。
リギング
Maya マッスルのツールセットも刷新され、Maya 2009 に組み込まれた補助的なモーション、コリジョン、リンクル、スライド、スティッキネスなどにより、リアルな肌や筋肉の動作を再現できます。
ダイナミクスとエフェクト
Maya 2009 では、ボリューム軸カーブやボリューム トラップなどの新しいダイナミクス機能が導入されたほか、
流体エフェクトで nCache を利用できるようになり、さらに流体からポリゴン メッシュの変換において、強化されたスムース機能を利用できます。
nDynamics
Maya Nucleus の統一シミュレーション フレームワークは革新的な nParticle モジュールを備え、パーティクル間のコリジョン、Maya nCloth との双方向インタラクション、液体シミュレーションを行う特殊な方法などが可能になりました。
さらに、Maya 2009 では、フォース フィールドの生成アトリビュートやスティッキネスなどの nCloth の新機能も追加されています。Maya Nucleus の詳細については、『nDynamics 』ガイドを参照してください。
レンダリング
Maya 2009 ではレンダー パス機能セットを刷新し、Autodesk® Toxik™ ソフトウェアなどの合成パッケージとの統合が最適化され、制作レベルのパイプラインをサポートします。また、立体 3D 映像の流行に応えるべく、ビューポート内での立体視ができる、柔軟な立体視カメラ リグを追加しました。
さらに IPR の数多くの機能強化や、mental ray for Maya の新機能を追加しています。
マニュアル
Maya ヘルプは、これまでよりもさらに高速になり、検索しやすくなりました。
また、初級ユーザ向けや上級ユーザ向けのチュートリアルを多数追加しました。
API
Maya API は、レンダー パス用、ユーザ定義マニピュレータ用の新しいクラスを実装し、マニュアルも改良されました。