アセットは、既存のコンテナ機能をベースとする新機能です。アセットを使用して、コンテナ ノード内のノード セットをカプセル化して、これらの内部ノードからコンテナへアトリビュートをパブリッシュできるようになりました。コンテナに特定タイプのフラグを設定し、そのタイプを利用することで、各アーティストがビューで表示できるアセットを制限できます。 アセットはデータのカプセル化とブラック ボックス設計を助けます。
コンテナを設定すると、そのパブリッシュされたアトリビュートの XML テンプレートを保存できます。これらのコンテナ テンプレートを使用することで、制作前にすべてのアセットやその必須アトリビュートの計画を立てることができます。 テンプレートには、コンテナのユーザ インタフェースを設定するための複数のビューを定義できます。アーティストは割り当てられたビューを使用して、アセットを作成し、パブリッシュされたアトリビュートをそのテンプレートにバインドできます。 |
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共通の名前が付いたアトリビュートを、2 つのオブジェクト間でコピーまたは転送できるようになりました。これには、アトリビュート値の転送(Transfer Attribute Values)オプションを使用します。この機能を使用すると、受信コネクションと送信コネクションをコピーすることもできます。これは、アニメーションをあるオブジェクトから別のオブジェクトにコピーする場合に便利です。
パネル ツール バーを使用して、パネル メニュー内で頻繁に使用される項目の多くに簡単にアクセスできるようになりました。パネル ツール バーは、各ビュー パネルのパネル メニューの下にあります。パネル ツール バーの表示を切り替えるには、 + + m を押します。
カメラ ベースの選択範囲(Camera based selection)によって、選択可能なコンポーネントを、カレント カメラのビューポイントから遮られていないコンポーネントに限定できるようになりました。これによって、視界に入っていないコンポーネントを不用意に選択することがなくなるので、効率的に選択できます。シェーディング モードで表示している場合に特に便利です。
ドラッグ選択(Drag Select)は、グループ コンポーネントをすばやく簡単に選択する新しい方法です。ペイント選択ツール(Paint Select Tool)のように、マウスをサーフェスに沿って移動することでコンポーネントを選択できます。
チャンネル(Channels)メニューは、チャンネル(Channels)メニューと編集(Edit)メニューに分割されました。さらに、表示(Show)メニューで新しいフィルタ オプションが使用可能になり、チャンネル ボックス(Channel Box)に表示されるアトリビュートとオブジェクトが管理しやすくなりました。アトリビュート タイプによるフィルタや、独自のフィルタ タイプの作成ができるようになりました。
シーンのアーカイブ(Archive Scene)コマンドを使用して、シーンと、その依存関係にある要素を Zip ファイルにアーカイブできるようになりました。アーティスト同士でシーンをやり取りするときも、要素の漏れがなくシーンが正しく動作することを保証できます。
Maya 2009 を初めて起動するときに、カスタマ参加プログラム(Customer Involvement Program)(CIP)ダイアログが表示されるようになりました。CIP では、ユーザによる Maya の使用方法に関する情報を収集します。CIP に参加していただく事は、新機能の設計や既存の機能の改良に役立ちます。参加または中止は、いつでも選択することができます。その場合は、ヘルプ(Help)メニューでカスタマ参加プログラム(Customer Involvement Program)ダイアログ ボックスを開いてください。