ファイナルギャザーを使用してベイク処理する

ファイナルギャザー

通常のレンダリングでは、ファイナルギャザリング（Final Gathering）は、カメラの現在のビューに基づいてファイナルギャザー（Final Gather）のポイントをあらかじめ計算しておき、レンダーする特定のビューについて良い質を実現するようにします。

この、あらかじめ計算をするグローバルなステップは、ベイク処理の間は発生しません。代わりに、ベイク処理される各テクスチャでファイナルギャザーのポイントが事前に計算されます。

注:ファイナルギャザーポイントはジオメトリでも事前計算されるため（事前計算されなければジオメトリはカレントカメラから見えなくなります）、比較すると、ベイク処理時に使用される事前計算プロセスは、通常のレンダリング時のグローバルな事前計算プロセスよりも低速です。

事前計算ステップの精度は、ファイナルギャザーの精度（Final Gather Quality）ノードのファイナルギャザーの反射（Final Gather Reflect）アトリビュートとテクスチャベイクセット（Texture Bake Set）アトリビュートで制御します。また、ファイナルギャザリング（Final Gathering）、レンダー設定（Render Settings）: mental ray タブにある間接ライティング（Indirect Lighting）タブアトリビュートをツィークすることもできます。特に、精度（Accuracy）とポイント補間（Point Interpolation）を必要に応じて調整してください。一方、ポイント密度（Point Density）はベイク処理には影響しません。