ペイント エフェクトのストロークを含むシーンをレンダーする
 
 
 

ペイント エフェクト ストロークはシーンの残りの部分と一緒にレンダーされます。各ストロークは、モーション ブラー、被写界深度、フォグによって影響を受けます。

ペイント エフェクトのストロークとシーンを同時にレンダーする

シーンは、Maya 内から、あるいは Linux シェル、DOS ウィンドウ、または Terminal からレンダーできます。レンダリングで使用できるメモリ量を最大にするため、レンダリング前にすべてのアプリケーションを閉じてください(Linux シェル、DOS ウィンドウ、Terminal からレンダリングする場合は Maya も閉じます)。

ペイント エフェクトのストロークとシーンを同時にレンダーするには

  1. レンダー前の準備作業(シーンのライティング、カメラのセットアップなど)を行い、レンダー グローバル ウィンドウのペイント エフェクト レンダリング オプションを設定します。詳細については、 ペイント エフェクトを含むシーンをレンダーする準備をするを参照してください。
  2. Maya シーンをレンダーするのと同じように、シーンをレンダーします。
    • 単一フレームのレンダリングについては、『レンダリング』マニュアルの「フレームをレンダーする」を参照してください。
    • アニメーションのレンダリングについては、『レンダリング』マニュアルの「アニメーションをレンダーする」を参照してください。

レンダリングされたフレームまたはアニメーションの外観を確認する手順については、詳細については、『レンダリング』マニュアルの「レンダーされたイメージを表示する」を参照してください。

注:ペイント エフェクトのレンダーは、常にマルチプロセス処理されます。マルチプロセス処理をオフにするには、次の操作を実行してください。
  • Maya を終了します(または、バッチ レンダーを停止します)。
  • MAYA_PAINT_EFFECTS_THREADS 環境変数を 1~3 の値(使用したいプロセッサの番号)に設定します。
  • Maya を起動します(または、バッチ レンダーを再開します)。
  • シーンを再レンダーします。

ペイント エフェクトのストロークとシーンを個別レンダーする(合成用コンポーネントの作成)

シーン内の他のオブジェクトとペイント エフェクト ストロークを別々にレンダーし(合成用コンポーネントを作成し)、それらの出力コンポーネントを後で合成することができます。

合成用コンポーネントを作成するには

  1. 次の手順に従って、シーンまたはアニメーションをペイント エフェクト ストローク抜きでレンダーします。レンダー前の準備作業(シーンのライティング、カメラのセットアップなど)を行います。
    • ウィンドウ > レンダリング エディタ > レンダー設定(Window > Rendering Editors > Render Settings)を選択します。
    • アニメーションとストロークを合成する場合は、ファイル名の書式(Frame/Animation )から名前.#.拡張子(name.#.ext)を選択します。
    • .iff または .rla の拡張子を持つイメージのフォーマットには、デプス情報が埋め込まれています。その他のフォーマットでは、デプス情報を含む .iff ファイルを別に作成します。デプス ファイルは通常、プロジェクトのデプス ディレクトリに書き込まれます。この例では、イメージを .iff ファイルとしてレンダーします。
    • イメージ ファイルの出力(Image File Output)セクションで、チャンネル(Channels)の横にあるデプス チャンネル(Z デプス)(Depth Channel (Z Depth))をオンにします。
    • ペイント エフェクト レンダリング オプション(Paint Effects Rendering Options)セクションでストローク レンダリングの有効化(Enable Stroke Rendering)をオフにします。
    • シーンまたはアニメーション(rainyday など)をレンダーします。詳細については、『レンダリング』マニュアルを参照してください。
  2. レンダリングしたイメージが相互に上書きされないように、シーンまたはアニメーションを別のファイル名(rainydaywithstrokes など)で保存します。
  3. 次の手順に従って、ペイント エフェクト ストロークをレンダーします。
    • ステップ 1 のレンダリングで使用したのと同じカメラとライトがセットアップされていることを確認します。
    • ウィンドウ > レンダリング エディタ > レンダー設定(Window > Rendering Editors > Render Settings)を選択します。
    • アニメーションとストロークを合成する場合は、ファイル名の書式(Frame/Animation )から名前.#.拡張子(name.#.ext)を選択します。
    • ペイント エフェクト レンダリング オプション セクションで、ストローク レンダリングの有効化ストロークのみレンダー(Only Render Strokes)をオンにします。
    • デプス ファイルの読み込み(Read This Depth File)の横に、ステップ 1 でレンダーしたイメージのデプス ファイルの場所と名前を入力します。これは絶対パス名(/h/pearce/rainyday.iffc:\pearce\rainyday.iff など)で入力してください。

    アニメーションをレンダリングする場合は、name.#.iff という形式のファイル名(rainyday.#.iffなど)を使用します。

    • シーンまたはアニメーション(rainyday など)をレンダーします。詳細については、『レンダリング』マニュアルを参照してください。

    アニメーションをレンダーした場合は、name.#.iff という形式の出力イメージ ファイル(rainydaywithstrokes.5.iff など)が作成されます。