Maya® マッスルの核心となるのはデフォーマです。デフォーマは主要なスキン デフォメーションを提供し、プラグインの他のほとんどの部分と連結して動作します。これを使用して、マッスル デフォメーションやスキン デフォメーションを行うことができます。また、Maya のその他の標準的なツールの上部で単独のデフォーマとして使用し、キャッシングやポイント単位のジグルなどのオプション機能を利用することもできます。
マッスル デフォーマにより、スティッキー(Sticky)やスライド(Sliding) デフォメーションを主とした、さまざまなデフォメーション エフェクトを実現できます。マッスル オブジェクト シェイプの任意のノードを接続してウェイト付けし、以下の変形機能を使用できます。
cMuscleSystem ノードは、使用する前にオブジェクトに適用しておく必要があります。また、通常はマッスルやボーン、マッスル方向、マッスル スマート コリジョン、その他の機能など、その他の各種ノードもオブジェクトに接続します。本書では、マッスル デフォーマの設定と修正について、さまざまな角度から解説します。
マッスル デフォーマをスティッキー(Sticky)ウェイトやスライド(Sliding)ウェイト用のスキン ソリューションとして使用するには、最初にマッスルやボーン オブジェクトを接続しておく必要があります。マッスル オブジェクト シェイプ ノードを含む任意の NURBS、ポリゴン メッシュ、またはカプセル オブジェクトをシステムに接続できます。
複数のオブジェクトを、複数のマッスル変形オブジェクトに、同時に接続することも可能です。たとえば、マッスルを適用した 3 つのマッスル オブジェクトと 2 つのスキン オブジェクトを選択し、 マッスル > マッスル オブジェクト > 選択したマッスル オブジェクトを接続(Muscle > Muscle Objects > Connect selected Muscle Objects)を選択すると、3 つのマッスルが両方のスキン デフォーマに接続されます。