Maya マッスルのコリジョン/スライド ユーティリティには、もう 1 つ、マッスル KeepOut ノードもあります。このノードが任意のマッスル オブジェクト(カプセル、マッスル、ボーンなど)と「スライド」、つまり衝突するように、グループなどのトランスフォーム ノードを移動/回転させることができます。
これにより Maya マッスルのスライディング アルゴリズムを利用して、スライド タイプまたはコリジョン タイプのエフェクトを使用できますが、トランスフォーム オブジェクトが必要です。マッスル KeepOut ノードを使用して、さまざまなおもしろいリギングやコンストレインを作成できます。
たとえば、地表プレーンを作成してマッスル オブジェクト(Muscle Object)にして、プレーンに対してスライドするようにアニメーション コントロールにリグを設定すると、地表にロックするエフェクトが得られます。あるいは、腕が常に胸の外側に来るように、平らにした特殊なジョイントを腕にペアレント化し、腕を下げたときに胸のカプセルまたはマッスル オブジェクトと衝突させることができます。ジョイント/トランスフォームおよびコンストレインを使用すると、KeepOut ノードから、カスタム リギングと一緒にスライド エフェクトが得られます。
筋肉や衣類のようなオブジェクトについては、胸郭カプセルまたはマッスルを作成し、このノードから「遮断する」ためのジョイントを設定します。これにより、アニメータが腕を下ろすポーズを取らせても、スキン ジョイントは衝突し、貫通しません。