セルフ コリジョン
 
 
 

関連項目

マッスル デフォーマは自動計算されたセルフ コリジョンも提供します。これは、ユーザにより定義されたコリジョン エリア グループに基づくものです。計算する必要のない領域を除外するためにセルフ コリジョン ウェイトをペイントすることもできますが、セルフ コリジョンの有効化に時間がかかる可能性があります。これは、作成するメッシュ グループ全体が対象となるからです。この手法の長所は、スマート コリジョン(Smart Collision)と比べてセットアップ作業や対応しなければならないアトリビュートの数が少なく、2 つのジョイントで接続されていない領域でも機能することです。計算により、セルフ コリジョンすると定義された領域が自動的に検索、解決、補正されます。

セルフ コリジョンは時間をベースにしていないため、スタティック モデルにマッスル デフォーマを適用して、コリジョンを解決させることができます。マッスル ペイント ツールで使用できるペイント可能なセルフ コリジョン ウェイトには、主に次の 3 種類があります。

セルフ コリジョンと、モデルの解像度は関連しているということに注意することが重要です。モデルの解像度が高ければ高いほどコリジョンの速度は遅くなりますが、精度はより高くなります。コリジョンの一部はポイント ベースで行われるため、衝突する領域がメッシュ上のポリゴンよりも小さい場合には発生しません。一般に、使用するモデルが精密であればあるほど、コリジョンはよりスムースになり、精度もより高くなります。

また、コリジョンはユーザが定義したポイント グループで発生します。これは、ポイントの A セットと B セットをペイントする SmartCollide ノードと似ています。セルフ コリジョンでは、セルフ コリジョンのグループ化(Self Collision Grouping)ウィンドウ( マッスル > セルフ/マルチ コリジョン > セルフ コリジョンのグループ化(Muscle > Self/Multi Collision > Self Collision Grouping))を使用して、衝突する領域のペアをマークします。たとえば、太ももとふくらはぎを衝突させるには、各領域のポイントを定義するグループを作成し、これを cMuscleSystem ノードに格納します。