リフレクションを使用してコンポーネントを移動、回転、スケールする
 
 
 

トランスフォーム ツールを使用してモデルを編集する場合、左右対称に変更を行う必要があることがよくあります。たとえば、キャラクタの頭を修正するときに、左耳の上部を変更したら、右耳の上部も同じ効果を受けるようにしたい場合があります。対称(Reflection)設定を使用すると、これを行うことができます。

モデルの片側のコンポーネントを選択すると、対称設定により、モデルの反対側にある効果を受けるコンポーネントが白色でハイライトされます。これをカラー フィードバックと呼びます。

対称(Reflection)設定を使用して、オブジェクトのコンポーネントを移動、回転、スケールするには

  1. シーン ビューで、サーフェス メッシュの片側にある、移動、回転、スケールするコンポーネントを選択します。
  2. 次のいずれかを実行して、適切なトランスフォーム ツールを選択します。

    選択したトランスフォーム ツールのツール設定が表示されます。

  3. ツール設定(Tool Settings)エディタで、対称(Reflection)設定をオンにします。

    対称軸の反対側の対応するコンポーネントが白色でハイライトされます。

  4. 選択したコンポーネントを続けて移動、回転、スケールすると、ハイライトされた対応するコンポーネントも対称軸の反対側で変換されます。
  5. 他の対称設定を使用すると、次のことができます。
    注:対称設定は、トランスフォーム ツール間で切り替えるときに一貫性が保たれます。たとえば、移動ツール(Move Tool)がアクティブなときに対称をオンにしてスケール ツール(Scale Tool)を選択すると、対称はそのまま残っています。

    マニピュレータは、対称変換が行われる軸を示します。

    注:マニピュレータの対称プレーンの位置は、対称の実際の原点とは対応しません(原点はカレント ビューの外側にある可能性があります)。これは対称プレーン(x、y、または z)を視覚的に表しています。

対称の動作は、ソフト セレクション(Soft Selection)がオンかオフかによって異なります。

ソフト セレクション(Soft Selection)がオフのときにコンポーネントを選択した場合、Maya は継ぎ目の反対側にあるコンポーネントを検索し、これを現在の選択に取り込もうとします。完全に対称的ではないモデルで対称的な変換を行うには、対称の設定(Reflection Settings)を使用します。

ソフト選択(Soft Selection)がオンのときにジオメトリをトランスフォームした場合、コンポーネントが存在するかどうかに関係なく、継ぎ目の反対側と同様の修正が実行されます。

対称(Reflection)設定の使用に関する注意事項

関連項目