ダイナミクス(Dynamics)を使用してファーを動かす
 
 
 

ダイナミクスを使用して、次のいずれかの方法でファーを動かすことができます。

ダイナミクスを使用してファーを動かすには、アトラクタとしてダイナミック ヘアを使用しなければなりません。ダイナミクスの詳細については、『ダイナミクス』マニュアルを参照してください。

動物が身震いする様子を表現する

ファーを設定したオブジェクトのモーションにファーが反応する様子を次に示します。たとえば、動物が身震いすると、ファーがそのモーションに反応します。その様子をわかりやすくするために、この例では動物の身体をシリンダで表わしています。

アニメーションを再生するには、以下のリンクをクリックしてください。

shakingAnimal.mov

ファーをモーションに反応させるには

  1. シリンダを作成し、シーンにライトを追加します。

  2. シリンダにファーを追加した後、ファー プリセット(Fur Preset)LionMane を適用します。
  3. ファー > ファーの方向のオフセット(Fur > Offset Fur Direction by) > 90°を選択します。
  4. 3 x 6 のヘア グリッドを追加します (詳細ついては、 ファーで使用するヘア システムを作成するを参照してください。必ず、ヘア カーブ タイプとしてダイナミックを選択してください。)

  5. ヘア システムをファーにアタッチします。 ファーに対してヘア システムをアタッチ/デタッチするを参照してください。
  6. ファーのコーム位置や傾斜位置が失われないように、 ファー > 開始位置の設定(Fur > Set Start Position To)を選択してファー ディスクリプションを選択します。
  7. 次のように、シリンダの動きにキーフレームを設定します。
    • Maya メイン ウィンドウの右下隅にあるをクリックして、自動キー(Auto Key)をオンに設定します。
    • 一番目のフレームに移動して アニメート > キーの設定(Animate > Set Key)を選択します。
    • チャンネル ボックス(Channel Box)で、回転 X(Rotate X)回転 Y(Rotate Y)および回転 Z(Rotate Z)のフィールドを選択します。
    • 選択した各フィールドをマウスの右ボタンでクリックして、選択項目のキー設定(Key Selected)を選択します。
    • 別のフレームに移動して、回転(Rotate)の値を変更します。
    • 必要に応じて、1 つ前のステップを繰り返します。
  8. アトラクタ セットを編集します(レンダリング(Rendering)メニュー セットで ファー > カーブ アトラクタ セットの編集(Fur > Edit Curve Attractor Set) > AttractorSetName を選択します)。次のアトリビュートが変更されました。

    アトラクタのモデル(Attractor Model) = ファー単位のローカル カーブ(Local Curves per Fur) = 1半径(Radius) = 10インフルエンス(Influence) = 1終了の長さ(End Length) = 5しきい値の長さ(Threshold Length) = 0.33

  9. hairSystem で、開始カーブに引き付け(Start Curve Attract)アトリビュートを 0.2 に設定します。
  10. 順再生(Play Forward) ボタンをクリックして、ファーを動かしたいようにアトラクタが動くことを確認します。
  11. 必要に応じて、アトラクタの動きを微調整します。
  12. アニメーションを形成するフレームをレンダーします。詳細については、 ファーを使用したアニメーションをレンダーするを参照してください。