シーンにアセットを参照付ける
 
 
 

前のセクションでは、消防車アセットを直接シーンにインポートしました。しかし、他のファイルからのアセットを参照することもできます。ファイルの参照では、ファイルを実際にインポートしなくても別のファイルのオブジェクトをシーンに表示することができます。

参照は、完全にインポートするときほどメモリを使用せずに、ソースファイルにある参照マテリアルをツイークし、メイン ファイルでその参照マテリアルを自動的に更新できるという利点があります。参照を使用すると、単一のシーンのさまざまな部品に、複数の人が同時に作業することができます。

アセットを参照するには

  1. ファイル > リファレンス エディタ(File > Reference Editor)を選択します。

    リファレンス エディタ(Reference Editor)ウィンドウが表示されます。

  2. リファレンス エディタ(Reference Editor)で、ファイル > リファレンスの作成(File > Create Reference) を選択します。
  3. 編集 > 設定のリセット(Edit > Reset Settings)を選択します。
  4. リファレンス(Reference)をクリックします。

    ファイル ブラウザが表示されます。

  5. Getting Started/Assets/assets に移動して police_car.mb を選択します。
  6. リファレンスをクリックします。

リファレンス エディタ(Reference Editor)にエントリが表示されます。これはパトカーを表します。リファレンス名の横にあるチェック ボックスをクリックすると、参照のオンとオフを切り替えることができます。

ここで、パトカーのアセットをシーン内の適当な場所まで移動させます。これまでコンテナの選択にはアウトライナ(Outliner)を使用してきました。しかし、選択方法を変更してシーン内でコンテナを選択できるようにすることができます。

コンテナ中心の選択(Container centric selection)をオンにするには

  1. ウィンドウ > 設定/プリファレンス > プリファレンス(Window > Settings/Preferences > Preferences)を選択します。

    プリファレンス(Preferences)ウィンドウが表示されます。

  2. 設定(Settings)の下の選択範囲(Selection)セクションを選択します。
  3. コンテナ中心の選択(Container centric selection)をオンにします。
  4. 保存(Save)をクリックします。

これで、メインのシーンでパトカーの部分をクリックすると、そのコンテナが選択されます。

ここで移動ツール(Move Tool)を選択し、パトカーをシーンの通りの端まで移動させます。上記で説明した同じ手順で同じパトカーのファイルをさらに 3 回参照し、シーンの消防車の経路以外の場所にパトカーを配置します。

次に、緊急車両が集まってきた理由が必要です。

火炎アセットを参照するには

  1. リファレンス エディタ(Reference Editor)ファイル > リファレンスの作成(File > Create Reference) を選択します。
  2. リファレンス(Reference)をクリックします。

    ファイル ブラウザが表示されます。

  3. Getting Started/Assets/assets に移動して flames.mb を選択します。
  4. リファレンスをクリックします。
  5. 移動ツール(Move Tool)を使用して消防車が停止している建物の窓に火炎を配置します。回転ツール(Rotate Tool)を使用して火炎を外へ通りの方に向けることもできます。

ここで、このシーンを再生すると、アパートに火が付いてから、消防車が到着します。