流体グリッドの正確な位置に値を配置するためにペイントできるようにします。詳細については、 グリッドへ流体プロパティをペイントするを参照してください。『アーティザン』マニュアルの「 アーティザン ブラシ ツールの仕組み」を参照してください。
流体エフェクト > コンテンツの追加/編集 > 流体ペイント ツール(Fluid Effects > Add/Edit Contents > Paint Fluids Tool)
ツール設定(Tool Settings)エディタにある流体ペイント ツールの設定を指定できます。これらのアトリビュートは、アトリビュートのペイント(Paint Attributes)、ストローク(Stroke)、ディスプレイ(Display)セクションにある流体ペイント ツール固有のアトリビュートです。これらの固有のアトリビュートについて以下で説明します。その他すべてのセクションにあるすべてのアトリビュートについては、『アーティザン』マニュアルの「 アーティザン ツール設定」を参照してください。
ペイント アトリビュート(Paint Attributes)
ペイント アトリビュート セクションのアトリビュートについて説明します。
このオプションがオン(デフォルト)に設定されている場合、流体ペイント ツール(Paint Fluids Tool)を終了したり、カレント タイムを変更したり、選択を変更したりすると、流体のカレント状態(ダイナミック グリッド内の密度(Density)、速度(Velocity)、温度(Temperature)、燃料(Fuel)、カラー(Color)、またはテクスチャ座標(Texture Coordinate))の値)が自動的に保存されます。このオプションがオフで、再生またはシミュレーションの実行前に流体の初期状態を設定しなかった場合、ペイントされたオリジナルの値は失われます。
初期状態は常に、 流体エフェクト > 初期状態の設定(Fluid Effects > Set Initial State)を選択して手動で設定可能、さらに設定は 流体エフェクト > 初期状態のクリア(Fluid Effects > Clear Initial State)を選択してクリアできます。詳細については、 流体の初期状態を参照してください。
燃料(Fuel)を有効にするには密度(Density)が必要なので、密度値と燃料値は同時にペイントすることができます。
同様に、カラー(Color)は密度が存在するグリッドにのみ表示されるので、密度値とカラー値を同時にペイントすることもできます。
カラー、または密度とカラー(Density and Color)を選択した場合、デフォルトのグリッド カラーは緑/茶色(RGB 0.4 0.4 0.3 に近い色)になります。これをグリッド カラーとして使用したくない場合は、適切なカラーでカラー グリッドを塗りつぶし、それを初期状態として設定してください。詳細については、 値でコンテナを塗りつぶすと 流体の初期状態を参照してください。
デフォルトでは、プロパティ値をペイントするとその値だけが表示されます。ディスプレイ(Display)セクションのシェーディング モード(Shaded Display)をレンダリングのまま(As Render)に変更すると、コンテナ内のすべての値をレンダーされた状態で表示することができます。
減衰(Falloff)を選択して流体の表示のために減衰エッジをペイントすると、流体を空間領域の一部として見せることを防ぐことができます。詳細については、 流体コンテナに対して任意の減衰域を定義するを参照してください。
速度方向(Velocity Direction)
速度(Velocity)にはマグニチュードと方向があります。ペイントする速度のマグニチュードは、値(Value)の設定によって決まります。速度方向設定を使用して、ペイントする速度のストロークの方向を定義する方法を選択します。速度をペイントすると速度のベクトルが表示されます(ツール設定(Tool Settings)ウィンドウのディスレイ(Display)セクションにある速度の描画(Draw Velocity)をオンにします)。
ストローク設定は選択したサーフェス上でブラシをどのように移動させるかを定義します。標準のアーティザン(Artisan) ストローク設定のほかに、流体ペイント ツール(Paint Fluids Tool)には次のオプションが用意されています。
ブラシとプロパティ値の表示方法を定義するには、このセクションの設定を使用します。多数の標準アーティザン(Artisan)ストローク設定のほかに、流体ペイント ツール(Paint Fluids Tool)には次のオプションが用意されています。
シェーディング モード(Shaded Display)
シェーディング表示モードでプロパティ値をディスプレイする方法を選択します。
レンダーされたときの流体を表示します。これはアトリビュート エディタ(Attribute Editor)のシェーディング モード(Shaded Display)アトリビュートをレンダリングのまま(As Render)に設定するのと同じです。詳細については、 シェーディング モード(Shaded Display)を参照してください。
このオプションをオンにすると、速度のベクトルが表示されます。これはアトリビュート エディタ(Attribute Editor)の速度の描画(Draw Velocity)をオンに設定するのと同じです。詳細については、 速度の描画(Velocity Draw)を参照してください。速度(Velocity)をペイントする際、速度の描画はデフォルトでオンに設定されます。