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パース ビュー(Perspective)

パース ビュー(Perspective)がオンの場合は、カメラはパース ビュー カメラになります。パース ビュー カメラの詳細については、 Maya のカメラの種類を参照してください。

動作を[元に戻す]に記録(Undoable Movements)

動作を[元に戻す]に記録(Undoable Movements)オプションをオンにしている場合、タンブル、トラックおよびズームなどのカメラのすべての動きがスクリプト エディタ(Script Editor)(MEL ジャーナル(MEL Journal))に書き込まれ、カメラの動きを元に戻す(undo)とやり直し(redo)ができます。また、別のカメラやシーンにコピーすることもできます。

動作を[元に戻す]に記録(Undoable Movements)はデフォルトではオフになっていますが、「 [ 」と「 ] 」 を使用してカメラを前のビューに戻したり次のビューに移動できます。

ゲートなし(No Gate)

フィルム ゲート(Film Gate)またはレゾリューション ゲート(Resolution Gate)による表示をオフにします。

カメラを通して見ていないときは、フラスタム(表示可能空間領域)は表示されません。これがデフォルトの設定です。

フラスタムは、カメラで確認することのできる領域です。カメラのフラスタム内にあるオブジェクトはすべて、カメラのビューからレンダーされたイメージで表示されます。フラスタムの図については、 クリッピング プレーンを参照してください。

フィルム ゲート(Film Gate)

実世界のカメラによってフィルムに記録されるカメラ ビュー領域を示す境界が表示されます。このフィルム ゲートの寸法は、カメラの絞りに相当します。

フィルム ゲートはレンダー領域を表しているわけではありません。カメラ アトリビュート エディタカメラのアパーチャ (Camera Aperture)とフィルム フィット(Film Fit)アトリビュートを使用して、レンダー領域をカスタマイズできます。さらに、レンダー設定(Render Settings)ウィンドウのイメージ サイズ(Image Size)オプションを使用して、レンダリング解像度を設定し、デバイス アスペクト比をロックするか、デバイス アスペクト比(Device Aspect Ratio)アトリビュートを設定することもできます。

フィルム ゲートは、カメラ レンズの口径の縦横比とレンダリング レゾリューションが等しい場合に限り、レンダーされるカメラのビュー範囲を示します。

再生フィルムのサイズに従って、表示可能なフラスタムを表示します。実際の表示は、ウィンドウの縦横比(またはレンダリング レゾリューション(解像度))によって決定されます。また、カメラのオーバースキャン(Overscan)アトリビュートを 1.5 に設定します。次の表は、表示可能な(またはレンダー可能な)最大領域を表しているフィルム ゲートを示しています。

レゾリューション ゲート(Resolution Gate)

レゾリューション ゲートの大きさは、レンダリング レゾリューション(レンダーされる領域)を表します。レンダリング レゾリューションの値は、ビューのレゾリューション ゲート(Resolution Gate)の上に表示されます。この大きさは、レンダー設定(Render Settings)ウィンドウのイメージ サイズ(Image Size)セクションで変更できます。

このオプションを有効にすると、レンダー設定(Render Settings)ウィンドウで指定した現在の解像度に対してレンダー可能な領域を表示します。通常、フィルム ゲート(Film Gate)オプションよりも正確にレンダーされるイメージを示します。また、カメラのオーバースキャン(Overscan)アトリビュートを 2.0 に設定するので、指定された解像度の外側にある多くの領域を表示できます。

注:再生フィルムとレゾリューションの縦横比が同じであれば、結果的に同じレンダーしたイメージが作成されます。
ゲート マスク(Gate Mask)

フィルム ゲート(Film Gate)またはレゾリューション ゲート(Resolution Gate)の外側の領域の不透明度とカラーを変更するには、ゲート マスク(Gate Mask)をオンにします。ゲート マスクのエフェクトを表示できるのは、フィルム ゲートまたはレゾリューション ゲートがオンの場合のみです。ゲート マスクの不透明度とカラーは、表示オプション(Display Options)にあるカメラのアトリビュートで調整できます。

フィールド チャート(Field Chart)

フィールド チャート(Field Chart)をオンにすると、12 の標準的なセル アニメーションのフィールド サイズを示すグリッドが表示されます。最大フィールド サイズ(12)は、レンダリング レゾリューション(レゾリューション ゲート)と同一です。このオプションを有効にするには、レンダー レゾリューションを NTSC の寸法に設定する必要があります。

セーフ アクション(Safe Action)

レンダーしたイメージをテレビ画面に表示する場合に、このオプションをオンにしてシーンの全アクションを収めるべき領域を定義するボックスを表示します。

セーフ アクション(Safe Action)の詳細については、 TV プロダクション用のセーフ表示領域を参照してください。

セーフ タイトル(Safe Title)

レンダーしたイメージをテレビ画面に表示する場合に、このオプションをオンにしてシーンの全テキスト(タイトル)を収めるべき領域を定義するボックスを表示します。

このオプションを有効にするには、レンダー レゾリューションを NTSC または PAL の寸法に設定する必要があります。

セーフ タイトル(Safe Title)の詳細については、 TV プロダクション用のセーフ表示領域を参照してください。

フィル(Fill)水平(Horizontal)垂直(Vertical)オーバースキャン(Overscan)(上級ユーザ向け)

次のオプションは、フィルム ゲートを基準として、レゾリューション ゲートのサイズを調整します。レゾリューション ゲートとフィルム ゲートの縦横比が同じである場合、これらの設定は無視されます。デフォルト設定はフィル(Fill)です。

フィル(Fill)

フィルム ゲートの内部にレゾリューション ゲートを完全に収めます(レゾリューション ゲートの高さと幅を調整します)。

選択したイメージがレンダー フレームに収まるように、縦または横のサイズを自動的に合わせます。

水平(Horizontal)

フィルム ゲートの幅に合うように、レゾリューション ゲートの幅(横サイズ)を調整します。

選択したイメージがレンダー フレームに収まるように、横のサイズを合わせます。

垂直(Vertical)

フィルム ゲートの高さに合うように、レゾリューション ゲートの高さ(縦サイズ)を調整します。

選択したイメージがレンダー フレームに収まるように、縦のサイズを合わせます。

オーバースキャン(Overscan)

レゾリューション ゲートの内部にフィルム ゲートを完全に収めます(フィルム ゲートの高さと幅を調整します)。

選択したイメージがレンダー フレームより多少大きくなるように、サイズを合わせます。