Autodesk Toxik 2007 を操作する
 
 
 

Compositing Interoperability プラグインを使用して、Maya シーンの情報を Autodesk Toxik 2007 にエクスポートすることができます。Compositing Interoperability プラグインには、Autodesk Toxik 2007 向けの Maya メニューの拡張機能が含まれています。プラグインをロードすると、Maya レンダー(Render)メニューに Toxik 特定のメニュー項目が表示されます。

このプラグインを使用すると、シーン内のレンダー レイヤに基づいて、予備的な Toxik 構成を Maya から生成することができます。合成グラフには、コネクトされたイメージ シーケンス ファイル名、Maya ブレンド モード、およびレイヤ特定のレンダー設定が含まれています。シーン内のすべてのレイヤまたは選択したレイヤをエクスポートすることができます。これによって、シーン内のすべてのレイヤをエクスポートしたり、必要に応じて、変更されたレイヤのみを変更およびエクスポートするという柔軟性が得られます。

Toxik IMSQ ファイルの出力(Export Toxik IMSQ file)または Toxik の更新(Update Toxik)の 2 つの出力モードのいずれかで操作することができます。Maya を実行中の同じマシン上で Toxik を実行していない場合は、Toxik IMSQ ファイルの出力(Export Toxik IMSQ file)モードを使用すると、Toxik スクリプトを保存し、これを Toxik が常駐するマシン上で実行することができます。Toxik と Maya を同じマシン上で実行している場合は、Toxik の更新モードで操作すると、Toxik データベースが自動的に更新されるので、すぐに Toxik 構成が使用可能になります。Toxik の更新(Update Toxik)モードで操作するには、Python 2.4 が必要です。Python の詳細については、www.python.org を参照してください。

注:

制限事項

Toxik モードの更新に関する制限事項

初めて Maya からシーンをエクスポートするときに、各レンダー レイヤに Toxik イメージ シーケンス構成が作成されます。さらに、Toxik マスタ構成が作成され、これで Toxik イメージ シーケンス構成を参照します。

再度 Maya からシーンをエクスポートすると、Toxik イメージ シーケンス構成が更新されますが、Toxik マスタ構成は更新されません。その結果、各イメージ シーケンス構成には新しく公開された結果が含まれますが、Toxik マスタ構成には反映されません。

次のプロシージャを使用して、Toxik マスタ構成を再作成することができます。これは、次のようなケースに役立ちます。

既存の Toxik マスタ構成を更新するには

  1. Toxik で既存の Toxik マスタ構成を閉じます(開いていた場合)。
  2. Maya で以下のいずれかに設定します。

    対応するオプションのダイアログ ボックスが表示されます。

  3. Python スクリプト引数(Python Script Arguments)フィールドに、次のいずれかを入力します。
    • -r
    • --recreate
  4. エクスポート(Export)をクリックします。

    既存の Toxik マスタ構成、および Toxik の各イメージ シーケンス構成が更新されます。

  5. もう一度エクスポートする前に、-r または --recreate の引数を Python スクリプト引数(Python Script Arguments)フィールドから削除します。

Toxik を更新するには

  1. compositingInterop プラグインを Maya のプラグイン マネージャ(Plug-in Manager)からロードします( Maya プラグインをロード/アンロードするを参照)。
  2. シーン内の選択したレイヤをエクスポートしている場合は、レンダー レイヤ エディタ(Render Layer Editor)から選択します(「 レンダー レイヤ エディタ(Render Layer Editor)」を参照)。
  3. Maya で以下のいずれかに設定します。

    対応するオプションのダイアログ ボックスが表示されます。

  4. 必要に応じて、Toxik ユーザ設定(Toxik User Settings)および Toxik シーン設定(Toxik Scene Settings)オプションを調整します。これらのオプションの詳細については、 レンダー > すべてのレイヤを Toxik 2007 にエクスポート(Render > Export All Layers to Toxik 2007)を参照してください。
  5. 出力設定 > 出力モード(Output Settings > Output Mode)で、Toxik の更新(Update Toxik)を選択します。
  6. Python 位置(Python Location)フィールドに、Python の実行可能ファイル(python.exe)へのパスを入力するか、または参照(Browse)ボタンをクリックしてパスを選択します。
  7. エクスポート(Export)をクリックします。

    Toxik データベースはエクスポートされた情報で自動的に更新され、対応するグラフを Toxik 内に表示することができます。

    重要:
    • Toxik の更新(Update Toxik)モードで操作するには、Python 2.4 が必要です。Python の詳細については、www.python.org を参照してください。
    • Toxik の更新(Update Toxik)モードは、Toxik でサポートされるプラットフォーム上のみで使用可能です。サポート対象のプラットフォームの詳細については、Toxik ユーザ マニュアルを参照してください。

Toxik スクリプトを保存するには

  1. compositingInterop プラグインを Maya のプラグイン マネージャ(Plug-in Manager)からロードします(「 Maya プラグインをロード/アンロードする」を参照)。
  2. シーン内の選択したレイヤをエクスポートしている場合は、レンダー レイヤ エディタ(Render Layer Editor)から選択します( レンダー レイヤ エディタ(Render Layer Editor)を参照)。
  3. Maya で以下のいずれかに設定します。

    対応するオプションのダイアログ ボックスが表示されます。

  4. 必要に応じて、Toxik ユーザ設定(Toxik User Settings)Toxik シーン設定(Toxik Scene Settings)、および出力設定(Output Settings)オプションを調整します。これらのオプションの詳細については、 レンダー > すべてのレイヤを Toxik 2007 にエクスポート(Render > Export All Layers to Toxik 2007)を参照してください。
  5. 出力設定 > 出力モード(Output Settings > Output Mode)で、Toxik IMSQ ファイルの出力(Export Toxik IMSQ file)を選択します。
  6. ファイル名(File Name)フィールドに出力の名前を入力します。デフォルトでは、出力ファイルはプロジェクト ディレクトリに格納されます。ただし、参照(Browse)ボタンをクリックして、別の保存場所を指定することができます。
  7. エクスポート(Export)をクリックします。

    出力ファイルが作成され、指定したディレクトリに配置されます(デフォルトでは、Maya - Project - Default ディレクトリ)。

  8. 保存されたスクリプトを、Toxik がインストールされているマシン上で実行します。

    Windows では、Autodesk Toxik 2007 DOS コマンド シェルに以下を入力します。

    c:\python24\python "C:\Program Files\Autodesk\Maya2009\bin\ toxik-maya-import.py" path\toxikComp.imsq -toxikPath "C:\Program Files\Autodesk\Autodesk Toxik 2007" -tempPath %TEMP%

    Linux では、Tcsh に以下を入力します。

    source /opt/Autodesk/Autodesk_Toxik-2007/bin/toxik-env.csh

    そして次のように入力します。

    python_t /usr/autodesk/Maya2009/bin/toxik-maya-import.py path/toxikComp.imsq -toxikPath "/opt/Autodesk/ Autodesk Toxik 2007" -tempPath /var/tmp