メッシュ ブラシ
 
 
 

メッシュ ブラシは、ペイント エフェクト(Paint Effects)の他のブラシ タイプにはない特別な機能を備えたブラシ タイプです。メッシュ ブラシは、ブラシ スタンプではなくポリゴン三角形を使ってレンダーされます。その結果、メッシュ ストロークにより正確にテクスチャ マッピングされ、リアルな結果が得られます。また、近くから見ても遠くから見ても、他のブラシ タイプに比べてより本物らしい外観になります。

メッシュ ブラシ ストロークは、Maya シーンのポリゴン サーフェスに変換することもできます。ストロークをいったんポリゴンに変換すると、変換したポリゴンは、Maya のポリゴン修正ツールを使って変更したり、他のポリゴン サーフェスと同様に利用したりすることができます(アニメーションやレンダリングなど)。

ここでは、メッシュ ブラシについて説明し、ブラシとストロークの各種アトリビュートに関係する追加のテクニックについて学習します。次の方法について学習します。

シェルフからメッシュ プリセット ブラシを選択するには

  1. ファイル > 新規シーン(File > New Scene)を選択します。

    新しい空のシーンが作成されます。

  2. ツール ボックス パネル レイアウトのショートカットから、単一のパース ビュー(Single Perspective View)を選択します。
  3. シェルフからペイント エフェクト(Paint Effects)タブを選択して、ペイント エフェクトのプリセット ブラシを表示します。

  4. ペイント エフェクト(Paint Effects)シェルフからティーポット ブラシを選択します。

    シーン ビューのカーソルが球体アイコンに変わります、これは、ストロークのペイントが設定されていることを示します。ティーポット ブラシはメッシュ ブラシ タイプです。

  5. シーン ビューで地表プレーンに沿ってマウスまたはスタイラスをドラッグして、1 本の短いストロークを作成します。
  6. ビューをドリーおよびタンブルして、ワイヤフレームで描画されたストロークを表示します。

    ティーポットのストロークとして、ティーポットを表現するための 3 つのワイヤフレーム チューブが表示されます。これらのチューブは、ティーポットの本体、注ぎ口、取っ手を表しています。

    ペイント エフェクト(Paint Effects)では、チューブのさまざまなアトリビュートを表すのに、植物や木の原型を使用します。植物や木の幹、そこから伸びる大枝、リーフ、フラワー、つぼみを思い浮かべれば、アトリビュート エディタで各アトリビュートがどのように制御されるかがわかります。

    中央の垂直線はメイン チューブを表します。メイン チューブのアトリビュートは、アトリビュート エディタの 作成(Creation)タブにあります。斜めの線はティーポットの注ぎ口に対応するリーフ(Leaves)チューブのアトリビュートを表し、半円形の線はハンドルに対応するフラワー(Flowers) チューブのアトリビュートを表します。

ペイント エフェクト(Paint Effects)のストロークをレンダーするには

  1. ステータス ラインカレント フレームのレンダー(Render Current Frame)ボタンをクリックします。

    レンダラが実行されてペイント ストロークがレンダーされ、レンダー ビュー(Render View)ウィンドウにイメージが表示されます。

  2. レンダー ビュー ウィンドウを閉じます。

メッシュ ブラシ タイプは、他のブラシ タイプと比べて、ハード サーフェスを表すのに便利です(ティーポットはハード サーフェスの一例です)。