流体エミッタを使用すると、流体コンテナに流体プロパティ(密度(Density)、温度(Temperature)、燃料(Fuel)、カラー(Color))を追加することができます。流体エミッタは、シミュレーションの再生時に流体プロパティの値を作成し、グリッドの各ボクセルにその値を入力します。流体エミッタが値を放出するには、エミッタは流体コンテナの境界内に存在していなければなりません。
ダイナミック グリッド(Dynamic Grid)に流体プロパティを放出すると、プロパティ値が作成され、値にソルバが実行されて流体のモーションが作成されます。
スタティック グリッド(Static Grid)に流体プロパティを放出すると、プロパティ値は作成されますが、ソルバは実行されません。このため、エミッタの最大距離(Max Distance)に指定された範囲内のボクセルだけに値が入力されます。
コンテナへのカラーの放出については、 流体へカラーを追加するを参照してください。
次の手順を実行すると、流体コンテナの作成とコンテナへのエミッタの追加を一度に行うことができます。エミッタはコンテナに自動的にペアレント化されるので、コンテナを移動するとエミッタも一緒に移動します。
中心に流体エミッタが自動的にコネクトされた流体コンテナを作成するには
二次元流体の場合は、 流体エフェクト > エミッタ付き 2D コンテナの作成(Fluid Effects > Create 2D Container with Emitter) を選択します。
エミッタ付きコンテナの作成オプション(Create Container with Emitter Options)ウィンドウが表示されます。
流体コンテナと流体エミッタが作成され、コンテナに流体エミッタがペアレント化されます。密度(Density)と速度(Velocity)はデフォルトでダイナミック グリッド(Dynamic Grid)に設定され、各ボクセルに値 0 が設定されます。温度(Temperature)と燃料(Fuel)はオフ(ゼロ)(Off)に設定されます。
ワイヤフレーム モードで作業している場合、流体はデフォルトでパーティクルとして表示されます。
レンダーしたときのシミュレーションを表示するには、シェーディング モードに切り替え、fluidShape アトリビュート エディタ(Attribute Editor)のディスプレイ(Display)領域でシェーディング モード(Shaded Display)をレンダリング可能なものとして(As Rendered)に変更します。
既存の流体コンテナに流体エミッタを追加するには、以下の手順を実行します。エミッタはコンテナに自動的にペアレント化されるので、コンテナを移動するとエミッタも一緒に移動します。
流体エフェクト > エミッタ付き 3D コンテナの作成(Fluid Effects > Create 3D Container with Emitter)ウィンドウが表示されます。
流体コンテナの中心に流体エミッタが作成され、コンテナにペアレント化されます。
ワイヤフレーム モードで作業している場合、流体はデフォルトでパーティクルとして表示されます。
レンダーしたときのシミュレーションを表示するには、シェーディング モードに切り替え、fluidShape アトリビュート エディタ(Attribute Editor)のディスプレイ(Display)領域でシェーディング モード(Shaded Display)をレンダリングのまま(As Rendered)に変更します。