このセクションでは、クラスタ ウェイト ペイント ツール(Paint Cluster Weights Tool)を使って smilingFace をさらに精緻化します。これまでの手順で見たように、クラスタ ハンドルを動かすとクラスタのポイントが移動します。特定のポイントが移動する距離は、そのウェイトによって決まります。ウェイトが低いほど動きが小さく、高ければ大きな動きになります。次の手順では、ウェイトを編集して笑顔を作成します。
クラスタ ウェイト ペイント ツールを使用してクラスタ ウェイトを編集するには
白い部分は、ポイントがクラスタを構成していることを示しています。また白さはウェイト、つまりクラスタ ハンドルの動きに応じてポイントがどの程度移動するかをも示しています。白はクラスタのウェイトが 1 であるという意味で、ポイントはハンドルと同じ距離だけ移動します。デフォルトでは、各ポイントのウェイトは 1 です。
黒はクラスタ ウェイトが 0 であることを表します。クラスタ ハンドルの動きに伴って、このポイントが移動することはありません。クラスタ以外の部分も黒であることに注意してください。
この時点ではグレーの部分はありませんが、グレーは部分的に動きがあることを意味します。明るいグレーほど動きが大きくなります。グレーの部分は、クラスタのウェイトが 0 から 1 の間であることを示しています。
この結果、クラスタ ポイントすべてのウェイトが 0.5 になります。白い領域はグレーになります。
0.5 のウェイトでこれまでのクラスタの動きのエフェクトが 50% 小さくなるので、選択した頂点がわずかに下に移動します。
半径(U)(Radius(U)): 0.1 不透明度(Opacity): 0.3 ペイント操作(Paint Operation): 置き換え(Replace)値(Value): 1 ペイント時に設定がこのエフェクトを保有する:
半径(U)を 0.1 にすると、ストロークの影響を受ける部分の半径が設定されます。顔の上にある赤い円のアイコンで半径が表示されます。
不透明度を 0.3 にすると、ペイント ウェイトのエフェクトの値が縮小され、ストロークを繰り返し実行してこの値を徐々に確立していくことができます。
ウェイトをペイントしている間に、グレースケール シェーディングではなくフルカラー シェーディングを使ってシェイプを断続的にチェックすると便利です。これには、選択ツールをクリックしてクラスタ ウェイト ペイント ツールをオフにします (smilingFace の選択を解除して、ハイライトされたワイヤフレームの表示を消すこともできます)。
口角のウェイトが高く、唇周囲の中央部分のウェイトは低いので、クラスタ ハンドルの前の位置に対応して口角がさらに上に移動します。これで微笑んでいる口元が作成できます。ほほとあごのウェイトは中程度なので、少しだけ上に移動します(多くの場合、微笑んでいるときにはあごと首の皮膚が動きます)。