以下は、Hello World という、単純なプラグインの作成方法を示します。
新しくコンピュータ言語を学習するときに最初に目にするプログラムは、たいていの場合「Hello World」プログラムです。この伝統に従って、最初に「Hello World」プラグインを作成します。このプラグインは、Maya が起動されたウィンドウ上に「Hello World」と出力します。
#include <maya/MSimple.h>
#include <maya/MIOStream.h>
DeclareSimpleCommand( helloWorld, "Autodesk", "2009");
MStatus helloWorld::doIt( const MArgList& )
{
cout << “Hello World\n” << endl;
return MS::kSuccess;
}
helloWorld.cpp というファイルに保存した場合は、以下のようにコンパイルします。
g++412 -c -I. -I.. -I/usr/autodesk/maya2009-x64/include -I/usr/X11R6/include -m64 -O3 -pthread -pipe -D_BOOL -DLINUX_64 -DREQUIRE_IOSTREAM -fPIC -mtune=pentium4 -Wno-deprecated -fno-gnu-keywords helloCmd.cpp
g++412 -shared -m64 -O3 -pthread -pipe -D_BOOL -DLINUX -DREQUIRE_IOSTREAM -mtune=pentium4 -Wno-deprecated -fno-gnu-keywords -Wl,-Bsymbolic -shared -o helloCmd.so helloCmd.o -L/usr/autodesk/maya2009-x64/lib -lOpenMaya -lFoundation
helloWorld.cpp というファイルに保存した場合は、 プラグインおよびアプリケーションの構築に関する基礎知識の プラグインのビルド ファイルを作成するに記述されたプラットフォーム用の指示に従ってコンパイルします。
ファイルをコンパイルしたら、Maya にロードします。 プラグインをロードするを参照してください。コマンド ウィンドウに「helloWorld」と入力し、Enter キーを押してコマンドを実行すると、出力ウィンドウに「Hello World」と表示されます。