一部の nParticle アトリビュートには、nParticle オブジェクトにアトリビュートを適用する方法をコントロールするためのランプがあります。パーティクル単位のアトリビュートを設定するアトリビュート ランプは内部ランプとも呼ばれ、作成されたときに、オブジェクトの nParticleShape ノードにコネクトされます。その他のアトリビュートは、アトリビュート値を nParticle オブジェクトに適用する方法をより細かくコントロールするランプを持ちます。たとえばポイント フィールド スケール(Point Field Scale)ランプを使って、定義済みのフィールド距離(Field Distance)に沿って、ポイント フィールド マグニチュード(Point Field Magnitude)の値を変化させることができます。nParticle アトリビュート ランプは、他の Maya ランプ エディタと同様に動作します。
ランプの横方向の要素は選択した位置(Selected Position)として表され、ランプの縦方向の要素は選択した値(Selected Value)として表されます。カラー(Color)や白熱光(Incandescence)ランプなどカラー設定されたアトリビュート ランプでは、選択した値(Selected Value)ではなく選択したカラー(Selected Color)を使用します。ランプによっては、選択した位置(Selected Position)はランプの入力値(Input Value)、またはランプがマッピングされたプロパティにより定義されます。たとえば、ランプのスケール入力(Scale Input)に存在時間(Age)が設定されている場合、ランプの左端の位置は nParticle のライフスパン(存在時間(Age) =0)の先頭を表しますが、位置(Position)の値 1 は nParticle の最終存在時間(Age)の値を表します。
選択した値(Selected Values)は、選択した位置(Selected Position)の入力アトリビュートのスケーリング値を表します。たとえば半径スケール(Radius Scale)ランプでは、個々の選択した値(Selected Value)は nParticle オブジェクトの半径(Radius)アトリビュートに対するスケーリング値を表します。デフォルトでは、ランプはスケール値 1 を定義します。つまり、ランプ上に存在するポイントは 1 つのみで、このポイントはアトリビュートのスケール係数 1 を表します。
パーティクル単位の内部ランプから出力された値は、ランプのスケール入力(Scale Input)と入力最大値(Input Max )の影響も受けます。スケール入力(Scale Input)は、ランプの入力値をマッピングするためのプロパティを定義し、入力最大値(Input Max)はランプにより使用される値の範囲を定義します。たとえば、半径スケールの入力(Radius Scale Input)が存在時間(Age)に、入力最大値(Input Max)が 50 に設定されている場合、このランプは存在時間が 0 から 50 秒のパーティクルに対する半径値をマッピングします。存在時間が 50 秒を超える nParticle の半径は、ランプの右端位置マーカの選択した値(Selected Value)に定義される半径に設定されます。