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レンダー レイヤに名前を付ける
レンダー レイヤを操作する
レイヤ単位での可視性 / 反射をコントロールする
レンダリング イメージを再生利用して時間を節約する
Maya シーンに複数のレンダー レイヤがある場合に、レンダーされたレイヤのレンダリング イメージを再生利用することができます。これによって、再使用可能なレイヤは再レンダーする必要がなくなるので、レンダリング時間を節約することができます。
この機能を次のシナリオの 1 つに使用することができます。
- たとえば、シーンにレイヤが 5 つあり、その内 4 つは問題がないが、レイヤ 1 つにまだ作業が必要な場合。
このケースでは、問題のない 4 つのレイヤのレンダー出力を維持し、処理中のレイヤ 1 つだけを再レンダーします。これによって、5 つのレイヤすべてを再レンダーする場合と比較して、レンダリング時間がはるかに削減されます。
- すべてのレイヤに問題がないが、構成における順序を変更する必要がある場合。
- すべてのレイヤに問題がないが、1 つまたは複数のレイヤのブレンド演算子を変更する必要がある場合(たとえば、シャドウ パスのモードを通常(Normal)から暗く(Darken)に変更した場合)。
2 番目と 3 番目のケースでは、すべてのレイヤのレンダー出力を維持することができます。レイヤの順序だけを変更して合成するレンダーは、シーン内のすべてのレイヤをもう一度再レンダーする場合と比較してはるかに高速です。
1 つまたは複数のレイヤのレンダー出力を再生利用するには
- レイヤをレンダーします。その再生利用アイコンがグレーから赤に変わります。
- 維持するレイヤをクリックします。再生利用アイコン をクリックして、赤から緑に切り替えます。このレイヤで最後にレンダーした出力イメージが再使用され、このレイヤが再レンダーされることはありません。
レンダー出力を再生利用するすべてのレイヤについて、この操作を繰り返し実行します。
注:
- レイヤが少なくとも 1 回はレンダーされていない限り、再生利用アイコンはグレーのままになります。緑の再生利用アイコンでは、レンダリング イメージを保存して再合成を高速にすることができますが、赤い再生利用アイコンでは、合成の前に強制的に再レンダリングが実行されます。
- レンダー出力は、Maya のカレント セッション用としてメモリ内に保持されるだけです。Maya のカレント セッションを終了した後は、レンダー出力が消失します。