Track Options パネル
 
 
 

Track Options コントロール パネルには、トラックに関係する各種設定が含まれています。トラックに問題がある場合は、ここにあるオプションをいろいろ試してみてください。

Point List

トラック ポイントのリストを表示します。

Select All

リスト内のすべてのトラック ポイントを自動的に選択します。

Select None

リスト内のすべてのトラック ポイントを自動的に選択解除します。

Global Illumination

Corrected に設定すると、Live はグローバルな照明の変化を自動的に補正します。たとえば、一部のフレームにシャドウやグレア(輝き)が現れると、トラッカが照明の変化を補正します。Not Corrected に設定すると、Live は照明の変化を補正しません。トラッカでより精度の高いパターン マッチングを行うには、Not Corrected に設定します。

Color Space

Full(フルカラー)または Reduced(少ない色数)を選択することができます。Full に設定すると、元のイメージに相関するフルカラーテーブルが使用されます。Reduced に設定すると、少ない色数のテーブルが使用されて元のイメージにマッチングします。Full は、シェイプが似ていて色が異なるエレメントをトラッカが区別する場合に有効です。Reduced は、ダーク ブラウンの地面にダーク グリーンの葉が落ちているような微妙なエレメントをトラッカが区別する場合に有効です。

注:Reduced に設定すると、たとえば、ブルーのチャンネルを削除したイメージを使用するとエラーが発生する場合があります。その場合は、Full を選択してください。
Blur Radius

デフォルト設定では、トラッカは干渉やフィルム グレインなどのノイズの影響を補正するために、ブラーでイメージをぼかします。ブラーは実際に目で確認することはできません(メモリ上で行われます)が、トラッカをターゲット上にとどめる役割を果たします。Blur Radius を調整すると、ブラーの量を制御することができます。たとえば、トラックの対象が微細なエレメントであれば、デフォルトのブラー量では大きすぎます。0 に設定すると、ブラーは無効になります。

Use RotateUse Scale

ターゲット イメージの回転やスケールの変化に合わせてターゲット ボックスが自動的に調整されます。この機能は、トラック エラーの最も一般的な原因である、トラック中のエレメントのシェイプ変化に対処するのに有効です。Use RotateUse Scale 設定を調整し、回転およびスケールの度合いを調整します。トラッカがターゲットから外れるときは、これらの設定値を調整してみてください。

Subpixel Precision

サブピクセル トラックのレゾリューションを定義できます。値が小さいと時間がかかりますが、より正確に表示されます。

Update Behavior

ターゲット パターンの変化に伴ってトラッカがターゲット パターンを更新する方法を設定します。

None

トラッカは、最初にスナップしたパターンを維持したまま、パターンを更新しません。

Incremental

トラッカは、指定したフレーム数ごとにターゲット パターンを更新します。フレーム数は Update Increment フィールドで設定します。

Smart

トラッカは、最初のターゲット パターンとの差異が指定のしきい値を超えた場合にのみターゲット パターンを更新します。しきい値は Update Threshold フィールドで設定します。

Update Threshold

トラック パターンが更新されるしきい値を設定することができます。Update BehaviorSmart に設定されている必要があります。

Update Increment

トラック パターンを更新する周期をフレーム単位で設定することができます。Update Behavior が Incremental に設定されている必要があります。

Failure Behavior

トラッカがパターン マッチングのサーチに失敗した場合の動作を設定します。

Stop

失敗した時点で停止します。

Ignore

最もマッチするパターンのサーチを継続します。

Predict

トラック ポイントのモーション カーブを推定してトラックを継続します。

Failure Threshold

元のターゲットとそれ以降のフレーム間においてトラッカが許容できる差異を指定します。しきい値内でマッチングするパターンをサーチできないと、トラックは失敗します。

Show Progress Image

トラック中に進行イメージを表示するかどうかを決定します。

Image Buffer Factor

Liveポイントブラスト ムービーを作成する際に、サーチ領域に追加するバッファ サイズをピクセル単位で制御します。たとえば、サーチ領域のサイズが 50 x 60 ピクセルで係数が 1.5 だとすると、ムービー表示は 75 x 90 ピクセルになります。

Image Zoom Factor

進行イメージをどのくらい拡大するかを指定します。

Make Movie

トラックが終了する際に、ポイントブラスト ムービーを作成し、表示するかどうかを決定します。