ソルバの実行の準備が完了していることを確認する

ソルバを実行する前にトラックが完全である必要はありません。トラックとソルバを繰り返して実行することをお勧めします。基本的なポイントをトラックして大まかにソルバを実行し、さらにトラックポイントを追加してソリューションの精度を上げていきます。

ソルバの実行の準備（Ready To Solve）が完了しているかどうかを確認するには、Track Summary パネルを使用します。次の項目を確認してください。

トラックポイントの数

トラックポイントの適正数は、いくつかの要因によって異なってきます。次にトラックポイントの数に関するガイドラインを示します。

一般的に、良好にトラックされ、常時表示されているポイントが 5～10 あれば大まかなソリューション（1～2 ピクセルのずれ）が得られます。
ビューから外れるポイントもあるため、全体では 10 以上のポイント数が必要です。また、ショットが長くなればそれだけ多くのポイント数を必要とします。
カメラの動きがあまりないショットは、カメラの動きが多いショットに比べてより多くのポイント数を必要とします。
カメラからのデプス（Depth コンストレイン）やポイント間の距離（Distance コンストレイン）などの Survey コンストレインを設定すると、通常、必要なポイント数を減らすことができます。
ソリューションの精度を上げるには、良好にトラックされたポイントを多めに追加する必要があります。ただし、40 以上のポイントを追加すると、逆効果になることがあります。