ショットのオブジェクトのポイントをトラックする
 
 
 

次の手順では、花のモーションをトラックします。地面のポイントをトラックするというのは一般的な作業で、花はその場合のターゲットとしてトラックしやすいエレメントです。

ショットのポイントをトラックするには

  1. フレーム 1 に移動します。
  2. Track コントロール パネルの Create ボタンをクリックします。shotCamera ビューの中央にトラック ボックスが配置されます。トラック ボックスはいつでも配置を変えることができます。

    ビューにシーンのフルカラー イメージが表示されない場合は、タイム スライダを 1 フレーム先に進め、開始時間に戻ってビューをリフレッシュします。

  3. トラック ボックスを再配置する前に、Track コントロール パネルの Name フィールドに flower1 と入力します。今後の参照用に、トラック ポイントに名前を付けておくことをお勧めします。
  4. Track コントロール パネルのトラック ボックス ツールをクリックして、トラック ボックスを再配置できるようにします。

    回転ツール(Rotate Tool)などの別のツールに切り替えた場合、切り替えたあとでトラック ボックスを移動するときは、トラック ボックス ツールをもう一度選択することを忘れないでください。

  5. shotCamera1 ビューで、右から 4 つめの花にトラック ボックスをドラッグします。

    この花は全フレームで可視となるので、トラックの対象として適しています。多くのフレームで共通して可視となるポイントをトラックするようにしてください。

  6. pointCenteredCamera ビューで、トラック ボックスの十字線がフェンスに近い方の花の中心に合うまでイメージをドラッグします。実際にはトラック ボックスを移動しているのではなくカメラをパンしているので、このパネルでマウスをドラッグしたときの効果は、shotCamera ビューでマウスをドラッグするときとは逆になります。

    エッジをドラッグするとトラック ボックスのサイズが変わることに注意してください。このトラック ポイントのトラック ボックスのサイズはデフォルトのままにしておきます。トラック ボックスのサイズを間違って変更した場合は、編集 > 元に戻す(Edit > Undo) を選択します。トラック ボックスのオリジナルの設定に戻るには、元に戻す コマンドを何回も実行しなければならないことがあります。

    トラックするポイントは、トラック ボックスの十字線の中心にあるポイントです。このポイントをトラックするのに、ライブは内側のボックスで定義されたピクセル パターンを使用します。外側のボックスはライブがターゲット パターンを検索する範囲です。

  7. Tracking DirectionForward に設定されていることを確認します。

    トラック ポイントの作成過程では、この設定を頻繁に変更する必要があります。状況に応じて、順方向(Forward)逆方向(Backward)、または双方向(Bidirectional)にトラックします。

  8. Start Track ボタンをクリックします。

    最初に進行状況を表すダイアログ ボックスが表示され、次にトラック ポイントのムービーが表示されます。トラック ポイントを中心としたこれらのムービーは、トラック ポイントがターゲット上でどれだけ正確な位置配置されているかを評価するための重要なツールです(次の手順を参照してください)。