サブディビジョン サーフェスとは、Maya のモデリングで使用可能な特有のサーフェス タイプで、ポリゴンおよび NURBS サーフェス タイプの特性を持ち合わせています。
NURBS サーフェスのように、サブディビジョン サーフェスではスムースな有機体の形状を生成し、比較的少数の CV で形成できます。
サブディビジョン サーフェスはさらにポリゴン サーフェスのように、特定の領域を押し出して必要に応じてサーフェスにディテールを作成できます。これはサブディビジョン サーフェスの異なるコンポーネント LOD を操作することで可能になります。必要なに応じて、LOD 間を何度となく切り替えることができます。
単一のサブディビジョン サーフェスには、異なる領域で異なる LOD(Level Of Detail、制御点の密度)を持たせることができます。つまり、複雑なシェイプを持つ領域には多くの制御点を持たせて細かいディテールを加え、また単純な、または平坦な領域は制御点の数を少なくすることができます。
サブディビジョン サーフェスを使用してモデリングを行うと、人間の手などの複雑なオブジェクトを簡単に作成することができます。NURBS とポリゴン モデリングの機能の最良な部分を統合します。
既存の NURBS やポリゴン サーフェス タイプをサブディビジョン サーフェスに変換することができ、またその逆も可能です。
サブディビジョン サーフェスの名前は、「より細かなディテールの領域に分割する」特徴に由来してます。ベース メッシュから始めて、その領域でより細かな制御が可能な各サブディビジョンを使用して、領域をより細かなディテールへと分割していきます。
サブディビジョン サーフェスのシェイプを変更するには、階層のそれぞれのレベルで制御点を変更します。ベース メッシュ(「レベル 0」メッシュ)では、サーフェス全体の大部分の領域のシェイプを変更できます。分割されたレベルでは、サーフェスの特定の領域で、より細かな制御が可能となります。