イメージ キャッシュを設定する
 
 
 

Setup Cache コントロール パネルでは、イメージのキャッシュや読み込み用にシステム メモリを割り当てることができ、割り当てたメモリ容量で実行可能なフレーム数が表示されます。 シーケンスを初めて再生するときは、イメージをメモリに読み込むのに多少の時間がかかりますが、それ以降は迅速に再生されます。この機能は shotCamera と pointCenteredCamera ビュー パネルで特に有用です。

イメージ キャッシュを設定するには

  1. Maya LiveSetup Cache コントロール パネルを開きます。
  2. Panels > Perspective > shotCamera を選択して、ビュー パネルを shotCamera に切り替えます。
  3. Pixel TypeCache Size(MB)の設定を切り替えてみてください。

    より多くのフレームをキャッシュでき(フレーム数は Frame Capacity フィールドに表示されます)、なおかつ納得のいくイメージの表示精度を保てるような設定の組み合わせを探してください。最初の 2 つのパラメータ(RGB と RGBA)はイメージをフル カラーでキャッシュし、最後の 2 つのパラメータ(IndexedLuminance)はイメージを色数を減らしてキャッシュします。

    ただし、トラッカはフル カラー情報を使用するため、イメージの表示精度がトラッカに影響する心配はありません。

  4. Texture Method パラメータの設定をいろいろ変更してみてください。

    シーケンスを通して再生し、再生スピードが最速になる設定を探します。Texture Method は、イメージ プレーンを描くために Live がどの OpenGL メソッドを使用するかを制御します。結果は shotCamera や pointCenteredCamera ビュー パネルに反映されます。

    ほとんどの SGI マシンでは、SubImage をオンにしたときに最高の性能が得られます。プラットフォームによっては、Image オプションを選択すると、トラック ボックスの操作スピードが劇的に改善されることがあります。SubImageImage を選択して性能が低下するときは、None を選択します。

    注:最初にイメージがキャッシュに保存されるまでは、シーケンスの再生スピードは低速です。
  5. この設定を恒久的に保存する場合は、Save Defaults ボタンをクリックします。

イメージを再生する

タイム スライダを使用して、shotCamera または pointCenteredCamera のビュー パネルでイメージを再生してください。シーケンスを初めて再生するときは、イメージがメモリに読み込まれるまでパフォーマンスが落ちますので注意してください。シーケンスを迅速にスクラブ(カレント タイム インジケータをドラッグする)するには、まず再生ボタンをクリックして、イメージがメモリに読み込まれるまで待ってからスクラブしてください。

また場合によっては、目的のスクラブ効果を得るために、 ウィンドウ > 設定/プリファレンス > プリファレンス(Window > Settings/Preferences > Preferences)タイム スライダ(Timeline)で、再生スピード(Playback Speed)の設定を調整する必要があります。

イメージ キャッシュを無効にする

次の場合は Use Cache オプション ボックスをオフに設定します。

Use Cache オプションをオフに設定したとき、および Pixel Type の設定を変更した場合は、キャッシュ内のイメージがすべて消去されますので注意してください。

注:Use Cache をオフにすると、画面からイメージが消えます。イメージ プレーンを再描画させるには、フレームを前方または後方に 1 つ進めます。