プロキシ イメージを作成する
 
 
 

解像度の高いイメージ(たとえば、1 イメージ 1.5MB 以上)がある場合は、プロキシ イメージと呼ばれる、より扱いやすいイメージのコピーを作成することをお勧めします。プロキシ イメージとして、解像度の低いイメージ、ムービー ファイル、またはグレースケール イメージを使用することができます。

解像度の低いイメージ

解像度の低いプロキシ イメージを作成する場合は、フル解像度のイメージとまったく同じアスペクト比にする必要があります。たとえば、フル解像度のイメージが 2,048x1,536 でプロキシ イメージを半分のサイズにする場合、プロキシ イメージの寸法は 1,024x768 にします。

フル解像度のイメージをプロキシにスケールするには、dmconvert のスクリプト(Linux のみ)を使用します。たとえば、100 シーケンスからなる D1 ビデオ解像度のイメージ(720x486)を半分の解像度(360x243)に落とすときは、次のコマンドを改行なしで入力します。

dmconvert -f rgb -n full.rgb.####,start=1,end=100,step=1 -p video,size=360x243 full.rgb.#### half.rgb.####

ここで、full.rgbhalf.rgb には、ソース ファイルとターゲット ファイル名が入ります。変換するイメージの数を end=100 として指定する点に注意してください。

輝度イメージ

白黒の輝度のみを表すイメージもプロキシ イメージとして使用することができます。

イメージの変換は、imgcvt コマンド(Linux と Windows で使用可能)を使用するか、または Setup Cache コントロール パネルから Luminance 設定を選択して実行することもできます。いずれの操作でも、再生スピードが上がります。両者の違いは、どこでイメージ変換に時間を費やすかにあります。imgcvt を使用すると、ハード ディスク上で 1 回だけ変換が行われ、結果はハード ディスクに保存されます。Setup Cache コントロール パネルからの操作では、実行時にメモリで変換が行われ、その後もイメージ キャッシュがパージされていれば、毎回変換が実行されます。

imgcvt ユーティリティを実行するときのコマンドについては、次の例を参考にしてください。

imgcvt -r 1-341 sand.#.rgb sand.#.bw