この時点でシーンをレンダーすると、ファーは本物のようには見えません。これはファーにシャドウが含まれないからです。これを補正するには、スポット ライトのファー シャドウ アトリビュートをオンにする必要があります。
スポット ライトにファーのシャドウ アトリビュートを追加するには
これにより、シーンにある 3 つのスポット ライトすべてに、調節可能なファー シャドウ アトリビュートが追加されます。これらのアトリビュートはデフォルトのスポット ライトには含まれていません。これらの追加アトリビュートを使用して、ライトがレンダー時にモデル上のファーに与える作用を調整することができます。
シーンが複雑になるにつれて、シーン内の特定のオブジェクトを選択するには アウトライナが便利になります。特に、別のオブジェクトに隠されているオブジェクトや、カメラの視野外にあるオブジェクトを選択する場合には有効です。シーン内のオブジェクトやライトに名前をつけておくと、アウトライナでの項目選択がさらに簡単になります。
デプス マップ シャドウ(Depth Map Shadows)は、シャドウを投影するライトのパスをさえぎるオブジェクトはどれかを判断することにより、シーンにシャドウを生成する技法の 1 つです。
ファーのシャドウは、自動焦点(Auto Focus)がオンの場合は正しく配置されません。これを回避するには、ファー シャドウ マップ(Fur Shadow Maps)がオンになっているすべてのスポット ライトの自動焦点をオフにし、代わりに焦点(Focus)の値をコーン アングル +(周縁部 × 2)に設定します。
自動シェーディング アトリビュートにより、シャドウ マップをより複雑にすることなく、ファーの束のルートおよび後面で発生するシェーディングをすばやくシミュレーションすることができます。