ペイント エフェクト ツール設定

ペイント エフェクト設定エディタのオプションを使用して、ストローク設定（Stroke Settings）を定義できます。

メッシュとして描画（Draw As Mesh）

レンダー時のストロークをシーン ビューでインタラクティブにプレビューできます。ペイント エフェクト パネルで確認する必要はありません。ブラシ アトリビュートを編集し、シーン ビューでストローク（ペイント エフェクト シェイプ）の変化を確認することもできます。

ストローク オブジェクトをモデリングするには、オブジェクトをペイント エフェクトからポリゴンに変換する必要があります。

すべてのペイント エフェクト（Paint Effects）をポリゴンとして描画するには、 ディスプレイ > レンダリング > ペイント エフェクトのメッシュ表示（Display > Rendering > Paint Effects Mesh Display）を選択します。選択したストロークをポリゴンとして描画するには、ストロークを選択し、アトリビュート エディタ（Attribute Editor）の StrokeShape タブにあるメッシュとして描画をオンにします（または、ペイント エフェクト ツール設定（Paint Effects Tool Settings）ウィンドウのメッシュとして描画をオンにします）。

注:

• ディスプレイ > レンダリング > ペイント エフェクトのメッシュ表示（Display > Rendering > Paint Effects Mesh Display）がオンにもかかわらずペイント エフェクト（Paint Effects）のストロークがメッシュとして表示されない場合は、ストロークのアトリビュート エディタ（Attribute Editor）でメッシュとして描画（Draw As Mesh）をオンにしてください。
• メッシュとして描画をオンにすると、特にブラシやペイント オブジェクトがアニメーションを含む場合の再生時など、動作が線描画より遅くなる場合があります。再生スピードを上げるには、メッシュとして描画をオフにするか表示精度（Display Quality）を減少させます。表示精度を減少させても、レンダリング後の出力には影響しません。
• ペイント エフェクト ヘアと共にメッシュとして描画を使用しても、より有用な情報が得られることはなく、実際には動作が遅くなる場合があります。ヘアではなく線描画を使用してください。

デプスでペイント（Paint at Depth）

デプスでペイントがオフの場合、シーンにブラシをドラッグするに従いペイントのデプス値が変化します。チューブ付きストロークの場合は、ペイントされるサーフェスからチューブが成長します。これがデフォルトの設定です。

デプスでペイントがオンの場合、ブラシを最初にクリックしたときにストロークのデプス値が決定され、以降はその値に固定されます。チューブ付きストロークの場合は、各ストロークのパスに直交するプレーンからチューブが伸びます。特定のパスからチューブが伸びるようなエフェクト（噴水、煙突からの煙、動物の尾など）を作成する場合は、この設定が適しています。デプスでペイントがオンのときは、ペイント エフェクト ツールのカーソルがビューに対して正規直交になります。

ストロークをペイントした後で、この設定を変更することはできません。

表示精度（Display Quality）

次にペイントするストロークのワイヤフレーム表示精度を設定します。この値が大きいほど、ワイヤフレームの表示と実際のレンダー結果の間で差がなくなります。このオプションの効果は、テンプレート ブラシ用に定義されるペイント エフェクト ツールのペイント エフェクト ツール アトリビュートの設定に応じて異なります。すなわち、ストロークの表示精度は、成長の各ステップで新たに作成されるチューブの数、またはチューブのセグメントの数（あるいはそれら両方）に影響を与えます。

表示の滑らかさはストロークをペイントした後でも変更することができます。詳細については、 ストロークの表示精度を変更するを参照してください。

サーフェスのオフセット（Surface Offset）

次回のストロークと、そのストロークがペイントされるオブジェクトまたはプレーン（サーフェス）との間の距離（オフセット値）をワールド単位で指定します。ストロークのオフセット値を設定することは、ストロークを移動するのとは意味が異なります。すなわち、ストロークのオフセット値を設定すると、ストロークはそのパスから一定の距離を保ち、パスに対して常に垂直になるように生成されます。したがって、サーフェスが凸状である場合は、ストローク パスよりもストロークのほうが大きくなります。同様に、サーフェスが凹状である場合は、ストローク パスよりもストロークのほうが小さくなります。カーソルの長さはオフセット値を表すように変化します。

ヒント:ホットキー m（ホットキー エディタの Brush Tools セクションの ModifyDisplacement）を使用すると、ストロークのオフセット値をインタラクティブに変更することができます。ペイント エフェクトのホットキーの詳細については、 デフォルトのペイント エフェクト ホットキーを使用するを参照してください。

表示の滑らかさはストロークをペイントした後でも変更することができます。詳細については、 既存のストロークを変更するを参照してください。

圧力マッピング 1、2、および 3

スタイラスの圧力にマップするブラシのアトリビュートを指定します。最大 3 つのアトリビュートをスタイラスの圧力にマップできますが、3 つ全部を指定する必要はありません。圧力マッピングを指定しない場合は、オフ（Off）にしてください。

最小圧力（Pressure Min）1、2および 3

圧力マッピングの効果の下限値を指定します。ペイントできる最小のアトリビュート値は、マップされるアトリビュートの値に最小圧力の設定を乗算した値になります。たとえば、チューブの長さ（Tube Length）アトリビュートを圧力にマップしたときに、ストロークのチューブの長さが 3、最小圧力が 0.5 の場合は、スタイラスをどれだけ軽く押しても、チューブの長さが 3x0.5、つまり 1.5 より短くなることはありません。マッピングの範囲 を大きくするには、可能なかぎり最小の圧力を使用してください。

最大圧力（Pressure Max）1、2、および 3

圧力マッピングの効果の上限値を指定します。ペイントできる最大のアトリビュート値は、マップされているアトリビュートの値に最大圧力の設定を乗算した値になります。たとえば、チューブの長さアトリビュートを圧力にマップしたときに、ストロークのチューブの長さが 3、最大圧力が 2 の場合は、スタイラスをどのように強く押しても、チューブの長さが 6（3×2）より長くなることはありません。