ペイントエフェクト > ペイントエフェクトグローバル（Paint Effects

ペイントエフェクトグローバル（Paint Effects Globals）ウィンドウには以下のオプションがあります。

キャンバス（Canvas）

ペイントエフェクトグローバルウィンドウのキャンバスセクションには以下のオプションがあります。

キャンバススケール（Canvas Scale）: 2D キャンバス上でペイントを行うときにテンプレートブラシのグローバルスケールを調整するための係数を設定します。たとえば、テンプレートブラシのグローバルスケールが 2 に設定されているときに、このキャンバススケールを 0.5 と指定すると、キャンバス上でペイントを行うときには、テンプレートブラシのグローバルスケールが 1.0 になります。ブラシのグローバルスケールの設定については、グローバルスケールを設定するを参照してください。
ラップ H（Wrap H）、ラップ V（Wrap V）: これらのラップ（Wrap）（キャンバスの両端をつなげた状態で描く）オプションは、継ぎ目のない反復型テクスチャを作成するときに便利です。詳細については、継ぎ目のない反復型テクスチャを作成するを参照してください。

ラップ H をオンに設定すると、キャンバスが水平方向にラップされます。すなわち、キャンバスの左端または右端を越えるストロークは反対側の端に続き、キャンバスの左端と右端をつなぎ合わせたようになります。

ラップ V をオンに設定すると、キャンバスが垂直方向にラップされます。すなわち、キャンバスの上端または下端を越えるストロークは反対側の端に続き、キャンバスの上端と下端をつなぎ合わせたようになります。

ラップされたストロークがつながっている様子を確認するには、キャンバス > ロール（Canvas > Roll）コマンドを使用します。詳細については、キャンバスをロールするを参照してください。

ペイントエフェクトツールバーのラップアイコンを使ってキャンバスをラップすることもできます。
キャンバスライトの使用（Use Canvas Light）: 2D キャンバスはカメラに正規直交する単なる平面であるため、シーン内のライトはキャンバス上のブラシストロークの外観に影響を与えます。キャンバスを照らすには、シーン内のライトまたはペイントエフェクト用のキャンバスライトを使用することができます。キャンバスライトはディレクショナルライトです。キャンバスライトは回転して方向を変更できますが、その他のアトリビュートを変更することはできません。

シーン内のライトを使用するのではなく、ペイントエフェクト用のグローバルなキャンバス（ディレクショナル）ライトを使用する場合は、このオプションをオンに設定してください。
ライトの方向（Light Direction）: キャンバスライトの使用オプションをオンに設定した場合に、キャンバスライトの XYZ 方向を 3 つのフィールドにそれぞれ入力します。
パスに沿ってチューブの方向を強制（Force Tube Direction to be Along Path）: パスに沿ってチューブの方向を強制（Force Tube Direction to be Along Path）がオンの場合（デフォルト）、チューブ付きブラシの elevationMin を 0.5 より大きい値に設定してキャンバス（Canvas）モードで描画すると、ブラシは法線ではなくパスに沿って描かれます。これは、キャンバスでペイントするときに、植物のブラシを予想通りの方向に描画させるという効果があります。

ペイントエフェクト（Paint Effects）パネルのツールバーのチューブの方向をフリップアイコンを使ってチューブの方向を反転させることもできます。

シーン（Scene）

ペイントエフェクトグローバルウィンドウのシーン（Scene）セクションには以下のオプションがあります。

シーンスケール（Scene Scale）: 3D シーン内でペイントを行うときにテンプレートブラシのグローバルスケールを調整するための係数（シーンスケール）を設定します。たとえば、テンプレートブラシのグローバルスケールが 2 に設定されているときに、このシーンスケールを 0.5 に設定すると、シーン内でペイントを行うときには、テンプレートブラシのグローバルスケールが 1.0 になります。ブラシのグローバルスケールの設定については、グローバルスケールを設定するを参照してください。
シーンラップ H（Scene Wrap H）、シーンラップ V（Scene Wrap V）: これらのラップオプションは、継ぎ目のない反復型テクスチャを作成してアニメートするときに便利です。詳細については、アニメーションテクスチャを作成するを参照してください。

3D 空間内で反復的に動くオブジェクト（たとえば、キャラクタが走り過ぎるときにシーン内を繰り返し横切る木など）を作成する場合にも、これらのオプションを使用することができます。

ワイヤフレームではストロークはラップされているように見えませんが、シーンをレンダーするとストロークはラップされます。

ラップ H をオンに設定すると、シーンのビュープレーンが水平方向にラップされます。すなわち、ビュープレーンの左端または右端を越えるストロークは反対側の端に続き、ビュープレーンの右端と左端を合わせた場合にイメージがつながるようになります。

ラップ V をオンに設定すると、シーンのビュープレーンが垂直方向にラップされます。すなわち、ビュープレーンの上端または下端を越えるストロークは反対側の端に続き、ビュープレーンの上端と下端を合わせた場合にイメージがつながるようになります。
実際のライトの強制（Force Real Lights）: ストロークブラシの実際のライト（Real lights）がオンの場合、ペイントのシェーディングやスペキュラハイライトは実際にシーンの中にあるライトによって決定されます。テンプレートブラシのアトリビュート設定にかかわらず、新しいストロークの実際のライト（Real Lights）オプションを無条件でオンに設定する場合は、この実際のライトの強制をオンに設定してください。その場合は、シーン内にライトが存在しなければなりません。ライトが存在しない場合は、ペイントが照らされません。ストロークをペイントした後、個々のストロークのブラシ（Brush）ノードで実際のライトオプションをオフにすることもできます。
デプスの強制（Force Depth）: テンプレートブラシのアトリビュート設定にかかわらず、新しいストロークのデプス（Depth）アトリビュートを無条件でオンに設定する場合は、このデプスの強制をオンに設定します。デプスを使用するシーン内でペイントを行うときに、ペイント用のブラシの設定に関わらず、すべてのストロークで確実にデプスを使用したい場合は、このオプションを設定すると便利です。詳細については、デプス（Depth）を参照してください。