RenderMan(RIB)エクスポート プラグイン
 
 
 

ribExport プラグインでは、 ファイル > すべてエクスポート(File > Export All)のオプション メニューに新しいファイル フォーマット RIBexport が追加されます。これにより、Maya で作成したシーンを RIB(Pixar® RenderMan®)フォーマットでエクスポートできます。

注:ribExport プラグインでは、エクスポート方式としてすべてエクスポート(Export All)だけがサポートされます。RIB ファイルをインポートすることはできません。
注:このプラグインは、32 ビット Windows および 64 ビット Linux でのみサポートされています。

ribExport はアンビエント ライトやディレクショナル ライト、ポイント ライト、スポット ライトもサポートしています。単純な非テクスチャ シェーダもサポートされていますが、シェーダ カラーだけがエクスポートされ、他のすべてのシェーディング アトリビュートは無視されます。PhongBlinn シェーダは「plastic」として、Lambert シェーダは「matte」としてエクスポートされます。フェース単位のシェーディング グループはサポートされていません。オブジェクトまたはオブジェクト インスタンスに割り当てられているシェーディング グループのみがエクスポートされます。

Maya のシーンを RIB にエクスポートする際には、# 文字が Renderman イメージ名における特殊文字であるということに注意してください。RenderMan のイメージ名に#という文字を実際に使用したい場合は、## を使用する必要があります (フォーマットに関する詳細については、RenderMan のユーザ マニュアルを参照してください)。

ribExport プラグインで作成されたイメージ名には、レンダー可能なカメラの imageName アトリビュートのコンテンツも含まれます。RenderMan の特殊なフォーマット文字(# など)をイメージ名の中で使用したい場合は、その文字を imageName アトリビュートの値に埋め込んでください。

注:Autodesk は、ribExport プラグインのソース コードを Maya Developer's Toolkit の一部として提供しています。Toolkit をインストールしていると、.../files/devkit/plug-ins/ribExport.cpp にソース コードがあります。

ribExport プラグインをロードするには

  1. Maya を開いて ウィンドウ > 設定/プリファレンス > プラグイン マネージャ(Window > Settings/Preferences > Plug-in Manager)を選択します。
  2. ribExport プラグインのロード(loaded)チェック ボックスをクリックします。

ファイルを RIB フォーマットでエクスポートするには

  1. ファイル > すべてエクスポート(File > Export All)を選択します。
  2. ファイルの種類(Files of type)フィールドでファイル タイプとして RIBexport を選択し、すべてエクスポート(Export All)をクリックします。

RIBexport オプション

Single File Output

はい(Yes)を選択すると、すべてのフレームが 1 つの .rib ファイルに書き出されます。いいえ(No)を選択すると、すべてのフレームが別々の .rib ファイルに書き出されます。

Extension Padding

Single File Output オプションがいいえの場合、このオプションは RIB ファイルの拡張子を 0 でパディングするよう指定します。

Geometry Motion Blur

ジオメトリ モーション ブラー情報を RIB ファイルに書き込むかどうかを指定します。

Pixel Samples

1 ピクセルあたりのサンプル数を指定します。指定した値は X 軸および Y 軸の両方向で使用されます。