一般的な変数
 
 
 
MAYA_DEBUG_ENABLE_CRASH_REPORTING (Windows および Linux)

Maya で重大な不具合が発生したとき、この変数によってクラッシュ レポート ファイル(MayaCrashLog[yymmdd.hhmm].log)が TMP 環境変数で指定されたディレクトリに生成されます。このファイルには、不具合が発生したときに Maya が何をしていたかが詳しく記述されます。

このオプションを有効にするには、値を 1 に設定します。無効にするには、値を 0(ゼロ)に設定するか、定義しないままにしておきます。

MAYA_DISABLE_BACKSPACE_DELETE (Windows および Linux)

バックスペース キーの機能を無効にします。このオプションを有効にするには、値を 1 に設定します。無効にするには、値を 0(ゼロ)に設定するか、定義しないままにしておきます。

MAYA_FORCE_REF_READ

デフォルトでは、同じファイルを 2 度参照すると、ファイルは再読み込みされず、代わりに既存のノードがコピーされます。ビルトインされたファイル リファレンスの複数回参照の最適化機能を使用すると、エラーが発生する場合があります。この環境変数はファイル参照の最適化をオフにし、リファレンス ファイルが必ず読み込まれるように強制します。これで評価が不正確になってしまうような動作を回避することができます。

MAYA_FUR_LIGHT_CLAMPING

ライトの強度が 1.0 を超えるシーンで、レンダーしたファーが、このファーのために定義された拡散および反射ハイライト カラーよりも明るくなることはありません。ライトが強くなるに従って、レンダーしたファーが徐々に明るくなると予想できます。これは論理的なだけでなく、ライトとマテリアルの割り付けが同じ場合に、Maya ソフトウェア レンダラを含むその他のレンダラが行う動作とも一致しています。この問題を解決するため、Maya 6.0 以降のバージョンでは、レンダーされるファーのシェード計算が変更されています。このため、Maya 6.0 以降のバージョンでレンダーされるファーは、以前のバージョンでレンダーしたファーとは外観が大きく異なります。互換性を維持する場合は、環境変数MAYA_FUR_LIGHT_CLAMPING を定義します。このオプションを有効にするには、値を 1 に 設定します。無効にするには、値を 0(ゼロ)に設定するか、定義しないままにしておきます。

MAYA_FUR_OLD_BEHAVIOR

Maya 6.0 から、FurFeedback の Transform ノードがトランスフォーム座標を適用しているシーンで、インタラクティブなファーやレンダーしたファーにより、これらのトランスフォームが無視されることはなくなりました。これは論理的なだけではなく、Maya におけるその他の Transform ノードの動作と一致しています。この問題を解決するために、ファーの表示やレンダリングで使用されるトランスフォームの計算が変更されました。このため、FurFeedback ノードでトランスフォームが行われた場合、Maya 6.0 以降のバージョンで表示またはレンダーされるファーは、以前のバージョンで同等の処理をした結果とは外観が大きく異なります。

上記の Fur のトランスフォームの他、この変数が設定されている場合、次のようなことも行われます。

基本的には、この環境変数を設定した場合、mental rayFur と Maya Fur では動作が異なります。

MayaFur の表示やレンダリングで互換性を維持する必要がある場合は、環境変数 MAYA_FUR_OLD_BEHAVIOR を定義してください。このオプションを有効にするには、値を 1 に設定します。無効にするには、値を 0(ゼロ)に設定するか、定義しないままにしておきます。

MAYA_HELP_URL

この変数は、ヘルプ ファイルの場所の設定をオーバーライドするために使用されます。Maya はこの値をヘルプ パスの先頭に追加し、文字列を作成して、ブラウザに渡します。

Maya に中央のヘルプ サーバを参照させるにはこの変数を使用します。また、この変数を http: URL に設定し、ハード ドライブにある Maya ヘルプではなく Web サイトにあるヘルプ ファイルを参照させることもできます。

このフラグを誤って用いると、Maya で Maya ヘルプが使えなくなります。

MAYA_OVERRIDE_UI

この環境変数を設定すると、インタフェースを作成するファイル initialLayout.mel がロードされなくなります。Maya を実行するには、たとえば、MAYA_OVERRIDE_UI = test.mel のように、代わりのファイルを指定する必要があります。Maya の UI を独自にプログラミングしたインタフェースと完全に置き換える場合のみ、この変数を指定してください。

MAYA_PAINT_EFFECTS_THREADS

ペイント エフェクト(Paint Effects)は、ペイントやレンダリングの際には、マシンにある複数のプロセッサを使用します。Maya が使用するプロセッサの数を制御するには、この変数を設定します。値の最小値は 1、最大値は 3 です。

WINEDITOR(Windows、Linux)

エクスプレッション エディタ(Expression Editor)をオーバーライドし、独自のエディタを使用することができるようにします。このエディタは、フォアグラウンドで実行されるように設定する必要があります。

MAYA_UI_LANGUAGE(Windows、Mac OS X)

カレント オペレーティング システムの言語設定をオーバーライドできます。これは、日本語(Windows)オペレーティング システムで英語版の Maya を実行したい場合に便利です。これを設定しない場合、Maya は常にオペレーティング システムの言語(日本語)で実行されます。

この環境変数の値を en_US または ja_JP に設定します。