エクスプレッションで MEL コマンドを実行すると意図しない結果が生じる場合がある
エクスプレッションで MEL コマンドまたは MEL プロシージャを実行することができます。ただし、アトリビュートの関連付けまたは関連付けの解除、オブジェクトやノードの追加または削除を行うと、シーンが正常に動作しない可能性があります。
アニメーションを巻き戻しても、エクスプレッションの中で実行された MEL コマンドは取り消されません。たとえば、2 つの球体を作成する MEL コマンドをエクスプレッションで実行した場合、アニメーションを巻き戻しても、それらの球体は削除されません。それだけでなく、シーンをもう一度再生すると、別の 2 つの球体が新たに作成されます。
通常、Maya のメイン メニューから 編集 > 元に戻す（Edit > Undo）を選択することによって、実行した MEL コマンドを取り消しできますが、シーンが正常に動作していない場合は、取り消しできない場合があります。また、取り消すことのできる処理の数は、待ち行列のサイズ（Queue Size）の設定によって決まることにも注意してください。待ち行列のサイズ（Queue Size）を設定するには、 ウィンドウ > 設定/プリファレンス > プリファレンス（Window > Settings/Preferences > Preferences）を選択して元に戻す（Undo）セクションを表示します。
コマンド ラインから MEL コマンドを実行すると、スクリプト エディタとコマンド ラインの応答領域にステータス情報が表示されます。エクスプレッションの中で MEL コマンドが実行された場合には、このステータス情報は表示されません。