タイム スライダ(Time Slider)プリファレンス
 
 
 

タイム スライダ(Time Slider)

再生開始/終了(Playback start/end)

再生範囲の開始および終了時間を指定します。再生の開始および終了時間により、タイム スライダの再生範囲が指定されます。再生範囲は通常はアニメーション範囲内です。時間単位も指定することができます。『アニメーション』マニュアルの「アニメーションの基本」章の「 アニメーション プリファレンスを編集する」を参照してください。

アニメーション開始/終了(Animation start/end)

アニメーション範囲の開始および終了時間を指定します。アニメーションの開始および終了時間により、タイム スライダの範囲が指定されます。再生範囲は常にアニメーション範囲内にあるため、アニメーションの開始および終了時間を変更すると再生の開始および終了時間も変更されることになります。アニメーション開始時間のデフォルトは 0.00 です。アニメーション終了時間のデフォルトは 40.00 です。『アニメーション』マニュアルの「アニメーションの基本」章の「 アニメーション プリファレンスを編集する」を参照してください。

高さ(Height)

タイム スライダの高さ(占有する垂直空間)を指定します。サウンドを操作する場合には、高くしておくと特に便利です。2 倍または 4 倍の高さにするとサウンドの波形表示が改善されます。1x(通常の高さ)、2x(2 倍の高さ)または 4x(4 倍の高さ)をクリックします。デフォルトは 1x です。

キー マーク(Key ticks)

タイム スライダ上のキーを示すライン マーカーの外観を指定します。なし(None)アクティブ(Active)またはチャンネル ボックス(Channel Box)をクリックします。デフォルトはアクティブです。

なし(None)

キー マークを表示しません。多数のキーがあるとき、ワークスペースを効率よく選択したい場合はこれを選択すると便利です。

アクティブ(Active)

選択や編集が可能な関連キーを使ってキー マークを表示します。

チャンネル ボックス(Channel Box)

現在チャンネル ボックスで選択しているチャンネルに対してのみキー マークを表示します。これはアニメーション化されたオブジェクトの特定のチャンネルで、キーを編集するためにタイム スライダを使用している場合に便利です。

キー マーク サイズ(Key tick size)

Maya タイム スライダのキーフレームを表すキー マークの太さを変更します。キーの太さはピクセル単位で表されます。キー マークの最小の太さは 1 ピクセル、最大は 63 ピクセルです。

オプション(Options)

オプションにはタイム コード(Timecode)スナップ(Snapping)があります。

タイム コード(Timecode)

カレント タイムをビデオの標準タイム コードで表示します。カレント タイムは、タイム スライダのカレント タイム インディケータの横に表示されます。タイムコードのオフセット(Timecode Offset)を使って最初のタイムコード値を指定することができます。デフォルトはオフです。

スナップ(Snapping)

最も近い整数値にスナップすることにより、アニメーション時間を整数値で表します。デフォルトはオンです。サウンドや少ない時間範囲で動作する場合は、スナップをオフにすれば、よりスムースな動きにすることができます。

タイムコードのオフセット(Timecode offset)

タイム スライダの最初の時間のタイムコードを指定します。ビデオテープのタイミングに合わせるのに便利です。タイムコード(Timecode)がオンの場合に使用できます。デフォルトは 00:00:00:00 です。

再生(Playback)

ビューの更新(Update view)

ワークスペースのレイアウトに複数のビューが含まれる場合(たとえば、パネル > レイアウト(Panels > Layouts)から選択した場合)、現在アクティブ ビューだけでシーン再生を行えばパフォーマンスを向上させることができます。アクティブ(Active)またはすべて(All)をクリックします。デフォルトはアクティブです。

アクティブ(Active)

シーンは現在アクティブ ビューだけで再生されます。

すべて(All)

シーンはすべてのワークスペース ビューで再生されます。

ループ(Looping)

シーンを順方向へ再生して再生終了時間に達した場合(または逆方向へ再生して再生開始時間に達した場合)の動作を指定します。1 回(Once)折り返し(Oscillate)、または繰返し(Continuous)をクリックします。デフォルトは繰返し(Continuous)です。

1 回(Once)

シーンを一度だけ再生して停止します。

折り返し(Oscillate)

シーンを順方向(または逆方向)へ再生し、それから逆方向(または順方向)へ再生し、再生を終了するまで続けます。

連続(Continuous)

シーンを再生終了時間まで順方向へ再生(または再生開始時間まで逆方向へ再生)し、それから再び再生開始時間(または再生終了時間)から始めて、再生を終了するまで続けます。

再生スピード(Playback speed)

シーンの再生スピードを指定します。すべてのフレームを再生(Play Every Frame)リアル タイム [48 fps](Real-time (48 fps))1/2 [24 fps](Half (24 fps))2 倍 [96 fps](Twice (96 fps) またはその他(Other)から選択します。デフォルトはすべてのフレームを再生です。

再生時間単位も指定することができます。『アニメーション』マニュアルの「アニメーショ ンの基本」章の「 アニメーション プリファレンスを編集する」を参照してください。

すべてのフレームを再生

次のフレームを表示する前に各フレームを更新しながら、シーン内のすべてのフレームを再生します。スピードは使用しているワークステーションが各フレームを計算して描画するのにかかる時間によって異なります。再生するフレームの増分は、再生倍速(Playback by)フィールドで指定します。たとえば、再生倍速の値が 2.0 であれば、フレームは 1 つおきに再生されます。

リアル タイム(Real-time)

シーンはリアル タイムまたは 24 フレーム/秒(fps)で再生されます。使用しているワークステーションの性能、シーンの複雑さ、および表示モード(たとえばワイヤフレームかスムース シェーディングか)などによって、Maya はすべてのフレームを再生しないこともあります。

1/2(Half)

リアル タイムの半分または 12 フレーム/秒(fps)のスピードでシーンを再生します。

2 倍(Twice)

リアル タイムの 2 倍または 48 フレーム/秒(fps)のスピードでシーンを再生します。

その他(Other)

その他のスピード(Other Speed)フィールドで設定したカスタム再生スピードでシーンを再生します。

その他のスピード(Other Speed)

シーンを再生するカスタム再生スピード(フレーム/秒)を指定します。たとえば、その他のスピード値に 72 を指定すると、シーンのアニメーションは 72 fps で再生されます。このフィールドは、再生スピード プルダウン リストからその他を選択した場合のみ有効です。

再生倍速(Playback by)

再生スピード(Playback speed)すべてのフレームを再生(Play Every Frame)に設定されている場合に、再生する増分を指定します。たとえば、4 を入力すると、Maya は 4 フレーム(またはタイム)ごとしか再生しません。デフォルトは 1.000 です。再生時間単位も指定することができます。

最大再生スピード(Max Playback Speed)

最大再生スピード(Max Playback Speed)では、シーンのアニメーション再生で超えてはならないスピードを指定して、シーンのアニメーションの再生スピードをクランプします。このオプションは、複雑なパーティクル エフェクトが存在するシーンのように、変動レベルの CPU 活動が重くなっているシーンを操作している場合に便利です。

自由設定(Free)

最大再生スピード(Max Playback Speed)に何も指定しません。

リアル タイム[24 fps](Real-time (24 fps))

シーンのアニメーションの全体的な再生スピードをできる限り高速に指定しますが、24 fps を超えることはありません。

1/2[12 fps](Half (12 fps))

シーンのアニメーションの全体的な再生スピードをできる限り高速に指定しますが、12 fps を超えることはありません。

2 倍[48 fps](Twice (48 fps))

シーンのアニメーションの全体的な再生スピードをできる限り高速に指定しますが、48 fps を超えることはありません。