フォグ、煙、あるいは塵をシミュレートする

Maya ソフトウェアレンダリングを使用して、フォグ、煙、塵、またはその他の大気エフェクトをシミュレートするには、ボリュームプリミティブ（シェイプ）を作成して Maya のボリュームマテリアルを割り当てます。

重要:

環境フォグ（Env Fog）は影を落とすことはできません。シャドウを投影したい場合は、ライトフォグ（Light Fog）を使用します。

環境フォグを作成するには

レンダー設定（Render Settings）ウィンドウの Maya ソフトウェア（Maya Software）タブのレンダーオプション（Render Options）セクションにある、環境フォグ（Env Fog）アトリビュートの隣のマップ（Map）ボタンをクリックします。環境フォグ（Environment Fog）ノードと環境フォグライト（Environment Fog Light）ノード（アンビエントライト）が自動的に作成されます。
単純フォグ（Simple Fog）または物理フォグ（Physical Fog）を選択します。これらの各フォグタイプの詳細については、環境フォグを参照してください。
環境フォグを目的の位置に配置します。環境フォグをインタラクティブに配置するには、ホットキー t を押して、カメラ/ライトマニピュレータを表示します。または、ディスプレイ > レンダリング（Display > Rendering） > カメラ/ライトマニピュレータ（Camera/Light Manipulator）を選択し、さまざまなタイプのライトマニピュレータから選択することもできます。
マニピュレータの詳細については、「ライトマニピュレータを表示、非表示、サイズ変更する」を参照してください。

環境フォグのデプス範囲を調整するには

クリッププレーンの距離（Distance Clip Planes）をフォグ近/遠（Fog Near/Far）に設定し、フォグの近距離（Fog Near Distance）とフォグの遠距離（Fog Far Distance）のアトリビュート値を調整すると、特定の領域（カメラからの 2 つの距離に挟まれた領域）のみに環境フォグを適用することができます。

環境フォグの垂直範囲を調整するには

高さの使用（Use Height）をオンに設定し、高さの最小値（Min Height）と高さの最大値（Max Height）のアトリビュート値を調整すると、その間に挟まれた垂直の領域のみに環境フォグを適用することができます。領域の上下エッジを徐々にブレンドさせる場合は、ブレンド範囲（Blend Range）アトリビュート値を調整します。

環境フォグの密度やカラーのバリエーションを作成するには

レイヤの使用（Use Layer）をオンにし、レイヤ（Layer）アトリビュートにテクスチャを割り当てると、カメラのビューに渡って環境フォグの密度やカラーを変化させることができます（エフェクトを確認するには必要に応じて、ブレンド範囲（Bland Range）を抑え、環境フォグシェイプのボリュームサンプル（Volume Samples）値を上げてください）。