レビュー フェーズでは、記録したモーション データがターゲット アトリビュートに適用されます。プレビュー データは、テイクの適用(Apply Take)が有効になっているデバイスと軸のすべてに適用されます(「テイクの適用の有効化(Enable Apply Take)」を参照)。このとき、ターゲット アトリビュートにアタッチされたアニメーション カーブは影響を受けません。
レビュー フェーズの間は、プレビュー(Preview)をクリックしてプレビュー形式でテイクを表示できます。データは変わりません。テイクの適用(Apply Take)をクリックすれば、レビュー フェーズでテイクをアニメーション カーブに変換することもできます。
プレビューは、レビュー フェーズになったときに自動的に実行されます。新しくキャプチャしたモーションを、テイクの適用(Apply Take)を使用するよりも早くレビューすることができ、アニメーション カーブは変更しないで済みます。プレビュー データをグラフ エディタ(Graph Editor)で見ることはできません。
特定のモーションでは、3 つ以上のテイクが必要になる場合があります。どのテイクを記録すれば最良かを決定するのは難しく、同じ動作のバージョンごとに固有の名前を付けると間違いやすいので、Maya にはテイクに簡単に番号を付ける機能があります。
テイクの番号付けでは、動作名とその拡張子(デフォルトでは .mov)の間に番号を挿入します。この番号は、増分してその動作のテイク番号にすることができます。テイクのファイル名は、番号(Number)フィールドの値をテイク(Take)フィールドの名前の拡張子の前に入力することによって作成されます。
たとえば、テイク フィールドに clock.mov と表示され、番号(Number)フィールドに値の 2 が表示されている場合、そのファイルは clock.002.mov として保存されます。
コントロール(Controls)タブで、テイクの適用(Apply Take)をクリックします。
テイクをアニメーション カーブに変換するときは、新しいデータで既存のアニメーション カーブを置き換えます。新たに記録されたタイム レンジ外の古いデータは無くなりませんが、記録されたタイム レンジ内の古いデータは失われます。
テイクをプレビュー形式かアニメーション カーブに変換するときは、デバイス マッピング、アタッチメント マッピング、フィルタ、およびリサンプラが、すべてテイク データに適用されます。