nCache > 新規キャッシュの作成(nCache > Create New Cache)
 
 
 

現在選択されている nucleus オブジェクトの新しい nCache を作成します。

複数のオブジェクトが選択されている場合、選択されているオブジェクトごとに nCache が作成されるか(ジオメトリごとに 1 ファイル(One File per Geometry))、選択されているすべてのオブジェクトに 1 つのキャッシュが作成されます(フレームごとに 1 ファイル(One File per Frame)1 ファイル(One File))。 nCache の作成またはインポートを参照してください。

nCache > 新規キャッシュの作成(nCache > Create New Cache)

nCache の作成オプション(Create nCache Options)ウィンドウが開きます。このウィンドウで作成するキャッシュの名前、タイプ、およびディスクの位置を指定できます。

注:nCloth キャッシュは、nCloth オブジェクトの頂点の XYZ 位置のみを格納します。nCloth のトランスフォーム(Transform)ノード(pMesh)の移動、回転、またはスケールは格納しません。
キャッシュ ディレクトリ(Cache Directory)

nCache が保存されるサーバまたはローカル ディスク上の位置を指定します。フォルダ アイコン()を使用すると、デフォルト ディレクトリ以外を参照できます。

シーンがディスクに保存されている場合、nCache ファイルはデフォルトで、\maya\projects\default\data\ ディレクトリ内にあるシーン ファイルにちなんだ名前のフォルダに保存されます。シーンが一度も保存されていない場合、nCache ファイルはデフォルトで、\maya\projects\default\data\cache ディレクトリに保存されます。

キャッシュ名(Cache Name)

作成する nCache の名前を指定します。

キャッシュ名をプリフィックスとして使用(Use cache name as prefix)

キャッシュ名(Cache Name)をプリフィックスとして設定します。これをオンにすると、nCache のベース名は、現在選択されているオブジェクトの名前にプリフィックスとして指定したキャッシュ名を加えたものになります。たとえばプリフィックス red を持つ Cape という名前の nCloth オブジェクトの場合、キャッシュ ファイル名は red_CapeFrame1、red_CapeFrame2、red_CapeFrame3 などになります。このオプションは、フレームごとに 1 ファイル(One File Per Frame)またはジオメトリごとに 1 ファイル(One File per Geometry)がオンの場合のみに使用できます。

ファイル配分(File Distribution)

以下のファイル配分(File Distribution)オプションのいずれかを選択します。

フレームごとに 1 ファイル(One File per Frame)

指定したキャッシュ タイム レンジ(Cache Time Range)のフレーム単位で nCache ファイルを作成するよう指定します。複数のオブジェクトが選択されている場合、すべてのオブジェクトについて、フレームごとに 1 つの nCache ファイルが作成されます。

1 ファイル(One File)

指定したキャッシュ タイム レンジ(Cache Time Range)に対して 1 つの nCache ファイルを作成するよう指定します。複数のオブジェクトが選択されている場合、すべてのオブジェクトに 1 つの nCache ファイルが作成されます。

ジオメトリごとに 1 ファイル(One File per Geometry)

オンにすると、選択したオブジェクトごとに 1 つの nCache ファイル(1 ファイル(One File)がオンの場合)またはフレーム単位で 1 つの nCache ファイル(フレームごとに 1 ファイル(One File Per Frame)がオンの場合)が、指定したキャッシュ タイム レンジ(Cache Time Range)の間、作成されます。

オフにすると、選択したすべてのオブジェクトに対して 1 つの nCache ファイル(1 ファイル(One File)がオンの場合)またはフレーム単位で 1 つの nCache ファイル(フレームごとに 1 ファイル(One File Per Frame)がオンの場合)が、指定したキャッシュ タイム レンジ(Cache Time Range)の間、作成されます。

このオプションは、複数のオブジェクトが選択されている場合だけ使用可能です。

注:1 ファイル(One File)またはジオメトリごとに 1 ファイル(One File per Geometry)で作成されるキャッシュが nCache のサイズ制限である 2GB を超える場合、キャッシュは自動的に分割され、分割されたキャッシュはブレンドされます。

キャッシュ タイム レンジ(Cache Time Range)

以下のキャッシュ タイム レンジ(Cache Time Range)オプションのいずれかを選択します。

レンダー設定(Render Settings)

カレントのレンダー設定(Render Settings)によってキャッシュ タイム レンジ(Cache Time Range)が定義されるよう指定します。

タイム スライダ(Time slider)

タイム スライダ(Time Slider)のカレントの再生範囲によってキャッシュ タイム レンジ(Cache Time Range)が定義されるよう指定します。

開始/終了(Start/End)

指定した開始(Start)時間と終了(End)時間の間(開始時間と終了時間も含む)のフレーム範囲によってキャッシュ タイム レンジ(Cache Time Range)が定義されるよう指定します。

開始/終了(Start/End)

これらのフィールドで、キャッシュ タイム レンジ(Cache Time Range)開始(Start)時間と終了(End)時間を指定できます。

評価 # フレームごと(Evaluate every # frame(s))保存 # 評価ごと(Save every # evaluation(s))

デフォルトでは、nCache の作成時、nCloth オブジェクトのシミュレーションのサンプルがフレームごとに 1 つ取得されキャッシュに保存されます。

評価 # フレームごと(Evaluate every # frame(s))は、nCache 作成時にサンプルを取得する頻度を指定します。たとえばこの値が 2 の場合、キャッシュ タイム レンジ(Cache Time Range)の間、現在選択されているオブジェクトのシミュレーションが 1 フレームおきにキャッシュされます。

保存 # 評価ごと(Save every # evaluation(s))は、nCache 作成時に保存するサンプルを指定します。たとえばこの値が 2 の場合、評価 # フレームごと(Evaluate every # frame(s))オプションで指定したサンプルが 1 つおきに、nCache に保存されます。

詳細については、 nCache の作成を参照してください。

関連項目