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nCaching 概要
nCaching 概要
nCache の作成
nCaching とは
nucleus オブジェクトまたは流体エフェクトをキャッシングすることで、シミュレーション データをサーバまたはローカル ハード ディスクに保存することができます。nCaches はシミュレーションのシミュレートされたポイント データを格納する特別な Maya ファイルです。また nCaches は Nucleus
システムの nucleus ノードにコネクトするため、キャッシュ済み nucleus オブジェクトとキャッシュされていない nucleus オブジェクトの両方の相互作用が可能になります。
nCaches はシミュレートした nucleus オブジェクトや流体エフェクトを含むシーンを再生またはレンダリングするとき、Maya の計算数を減らす場合に便利です。また nCaches を使用すると、シミュレーションを直感的で非線形的な方法で、簡単に演出、ミキシング、編集できます。
注:nCloth キャッシュは、nCloth オブジェクトの頂点の XYZ 位置の情報のみを格納します。nCloth のトランスフォーム(Transform)ノードの移動、回転、またはスケールは格納しません。
nCaches を使用して、以下を実行できます。
- nCloth 衣類(シャツ、ジャケット、ズボンなど)をキャッシングし、シーンを再生するたびにコリジョンとコンストレインを計算しないようにして、パフォーマンスを向上させる
- キャッシュ クリップの配置とブレンディングによって、nCloth マントの動作の制御と演出を改善する
- 複雑な流体エフェクトまたは nParticle エフェクトをキャッシングして、パフォーマンスを向上させる
nucleus オブジェクトの nCache は nCache メニューから、流体エフェクトの nCache は流体 nCache メニューから作成できます。nCache は、アトリビュート エディタ(Attribute Editor)または Trax エディタから編集できます。
注:nCache ファイル フォーマットは、スタンドアローン アプリケーションで読み込むことができるオープンなフォーマットです。詳細については、Maya 2009 インストール ディレクトリ内の
devkit\pythonScripts フォルダにある Python スクリプトのサンプル
cacheFileExample.py を参照してください。このサンプル スクリプトは、キャッシュの記述ファイルと関連データの解析方法を例示します。『
API ガイド』の
geometryCacheConverterも参照してください。