スレーブマシンのセットアップ

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スレーブマシンのセットアップ

すべてのスレーブマシンで、mental ray for Maya Satellite または mental ray standalone が必要です。

mental ray standalone をインストールすると、マシンは自動的にネットワークレンダーの要求を受信するサーバとしてセットアップされます。ネットワークレンダリングに問題が発生した場合、以下の手順にしたがってください。

Windows 環境にスレーブをセットアップするには（mental ray standalone）

rayrc ファイルが、mental ray のインストールディレクトリ（C:\Program Files\Autodesk\mentalray）に存在することを確認します。このファイルはデフォルトインストールの実行中に自動的に作成されます。
mental ray サービスがインストールされ実行されていることを確認します。
これを確認するには、コントロールパネルの管理ツールからサービスウィンドウに移動して、Ray Server サービスが存在し、開始されているかどうか確認します。

Ray Server サービスは存在しても、開始されていない場合は、手順 5 へ進んでください。
Ray Server サービスが存在しない場合は、以下の場所にあるサービスファイルを編集します。
- （Windows XP） C:\WINNT\system32\drivers\etc\services
次の行が存在することを確認します。
mi-ray 7009/tcp mi-spm 7050/tcp

7009 はレンダリング要求で使用されるポート番号を表し、7050 は SPM へのライセンス接続で使用されるポート番号を表します。レンダリング要求で使用されるポート番号が、マスターマシンとすべてのスレーブマシン上で同一であることを確認します（この場合、7009）。
コマンドプロンプトウィンドウを開いて、以下のように入力します。
```
ray /install
```
ray.exe は自動的にパスに追加され、mental ray のインストールディレクトリの下の bin ディレクトリに配置されます。
サービスウィンドウ（コントロールパネルの管理ツール）で Ray Server サービスをダブルクリックして、サービスを開始します。
サービスが正常に開始されたら、ネットワークレンダーの要求を受信する準備は完了です。

スレーブマシン上に mental ray for Maya Satellite をインストールすると、マシンは自動的にネットワークレンダーの要求を受信するサーバとしてセットアップされます。ネットワークレンダリングに問題が発生した場合、以下の手順にしたがってください。

Windows 環境にスレーブをセットアップするには（mental ray for Maya Satellite）

rayrc ファイルが、mental ray のインストールディレクトリ（C:\Program Files\Autodesk\mentalraysatellite\）に存在することを確認します。このファイルはデフォルトインストールの実行中に自動的に作成されます。
mental ray サービスがインストールされ実行されていることを確認します。
これを確認するには、コントロールパネルの管理ツールからサービスウィンドウに移動して、RaySat Server サービスが存在し、開始されているかどうか確認します。

RaySat Server サービスは存在しても、開始されていない場合は、手順 5 へ進んでください。
RaySat Server サービスが存在しない場合は、以下の場所にあるサービスファイルを編集します。
- （Windows XP） C:\WINNT\system32\drivers\etc\services
次の行が存在することを確認します。
mi-raysat2009 7109/tcp

7109 はポート番号を表します。ポート番号がマスターマシンとすべてのスレーブマシンで同じであることを確認します。
コマンドプロンプトウィンドウを開いて、以下のように入力します。
```
raysat2009 /install
```
raysat2009.exe は自動的にパスに追加され、mental ray のインストールディレクトリの下の bin ディレクトリに配置されます。
サービスウィンドウ（コントロールパネルの管理ツール）で RaySat Server サービスをダブルクリックするか、あるいは raysat2009 /start と入力して、サービスを開始します。
サービスが正常に開始されたら、ネットワークレンダーの要求を受信する準備は完了です。

mental ray standalone installer は、自動的にマシンをスレーブとしてセットアップしません。すべての Linux マシン上で管理者権限を使用して、次の手順を実行します。

Linux 環境にスレーブをセットアップするには（mental ray standalone）

シェルで以下のように入力します。
```
/usr/autodesk/mi361/bin/netsetup -s
```
SPM ライセンスサーバの名前を入力するためのプロンプトが表示されます。デフォルトは、ローカルホストです。
SPM ライセンスサーバがデフォルトのローカルホストではないときは、その SPM ライセンスサーバの名前を入力し Enter キーを押します。
これで、ネットワークレンダーの要求を受信する準備が完了しました。

mental ray standalone installer は、自動的にマシンをスレーブとしてセットアップしません。すべての Mac OS X マシン上で管理者権限を使用して、次の手順を実行します。

Mac OS X 環境にスレーブをセットアップするには（mental ray standalone）

mental ray のインストールディレクトリをパスに追加します。
```
/Applications/Autodesk/mentalray3.6.1/bin 
```
SPM_HOST という新しい環境変数を作成して、ライセンスサーバーマシンを特定します。
これで、ネットワークレンダーの要求を受信する準備が完了しました。