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ラップ（Wrap）デフォーマを設定する
 
 
 

ラップ インフルエンス オブジェクトとして使用するオブジェクトを作成するには

  1. ラップ インフルエンス オブジェクトとして使用する 1 つまたは複数の NURBS サーフェス、NURBS カーブ、またはポリゴン サーフェスをモデリングします。

    CV や頂点のシェイプと配置は、ラップ デフォーマのデフォメーション エフェクトに影響するため、注意が必要です。通常、インフルエンス オブジェクトのポイント数（CVなど）は、変形対象のオブジェクトのポイント数よりも少なくします。

  2. ラップ インフルエンス オブジェクトとして使用する 1 つまたは複数のオブジェクトを配置します。ラップ インフルエンス オブジェクトのインフルエンスが及ぶように、変形させるオブジェクトの周囲にラップ インフルエンス オブジェクトを配置します。
  3. 複数のオブジェクトをラップ インフルエンス オブジェクトとして使用する場合は、この時点でそれらをグループ化します。ラップ デフォーマの作成前に、それらのオブジェクトをすべてグループ化する必要があるためです。ただし、ラップ デフォーマの作成後にラップ インフルエンス オブジェクトを追加することもできます。詳細については、 ラップ インフルエンス オブジェクトを追加および削除するを参照してください。

ラップ（Wrap）デフォーマを作成するには

  1. 変形するオブジェクトを選択します。
  2. Shift キーを押しながらラップ インフルエンス オブジェクトとして使用する、既に作成済みのオブジェクト（またはオブジェクト グループ）を選択します。
  3. デフォーマの作成 > ラップ（Create Deformers > Wrap） を選択します。

    ラップの作成オプション（Create Wrap Options）ウィンドウが表示されます。

  4. 作成オプションを設定します。

    詳細については、 デフォーマの作成 > ラップ（Create Deformers > Wrap）と デフォーマ オプションの詳細設定を参照してください。

  5. 次のいずれかを実行します。

    変形対象の各オブジェクトに、それぞれラップ デフォーマ ノードが作成されます。また、各ラップ インフルエンス オブジェクトにラップ ベース オブジェクトが作成されます。ラップ ベース オブジェクトのリストは、アウトライナ（Outliner）で参照できますが、デフォルトでは表示されません。複数のインフルエンス オブジェクトをグループ化して使用している場合には、ベース オブジェクトがインフルエンス オブジェクトと同じグループ内に配置されることに注意してください。

    作成に要する時間は、変形可能オブジェクトとラップ インフルエンス オブジェクトの数と解像度に応じて異なります。

ラップ（Wrap）デフォメーション エフェクトを作成するには

  1. ラップ インフルエンス オブジェクトを移動、回転、スケールします。
  2. ラップ インフルエンス オブジェクトのポイントを動かします。
  3. ラップ インフルエンス オブジェクトに追加したチャンネルを編集します。また、ラップ デフォーマのチャンネルを編集します。

ラップ（Wrap）デフォーマの例

高解像度の球体を低解像度の球体で変形する

この例では、低解像度の球体を使用して高解像度の球体を変形する方法を簡単に説明します。

高解像度の球体を作成するには

  1. セクション数（Sections）を 40、スパン数（Spans）を 20 に設定する以外はデフォルトのオプションを使用して NURBS 球体を作成します。

低解像度の球体を作成するには

  1. 半径（Radius）を 3 に設定する以外はデフォルトのオプションを使用して、NURBS 球体を作成します。

    低解像度の球体が高解像度の球体を取り囲みます。高解像度の球体の解像度は、低解像度の球体の 5 倍です。

ラップ（Wrap）デフォーマを作成するには

  1. 高解像度の球体を選択し、次に低解像度の球体を選択します。
  2. デフォーマの作成 > ラップ（Create Deformers > Wrap）を選択します。

    これで低解像度の球体がラップ インフルエンス オブジェクトになります。ラップ デフォーマの作成方法の詳細については、 ラップ（Wrap）デフォーマを作成するを参照してください。

ラップ（Wrap）デフォメーション エフェクトを作成するには

  1. 低解像度の球体の CV をいくつか選択して、移動します。

    CV の変更に反応して、高解像度の球体が変形します。

  2. 低解像度の球体を選択したまま、オブジェクト モードに切り替えます。

    チャンネル ボックス（Channel Box）に、球体の新しいアトリビュートとしてドロップオフ（Dropoff）とラップのサンプル（Wrap Samples）の 2 つが追加されていることを確認します。

  3. ドロップオフを 20 に設定します。

    デフォメーション エフェクトがより強調されます。

ドロップオフとラップの例をさらに検討したい場合は、 NURBS ラップ インフルエンス オブジェクトのチャンネルを編集するを参照してください。

プレーンを作成するには

  1. 幅（Width）、長さ（Length）、U パッチ（U Patches）、V パッチ（V Patches）をそれぞれ 20 に設定する以外はデフォルトのオプションを使用して、NURBS プレーンを作成します。

コーンを作成するには

  1. デフォルトのオプションをそのまま使用して、5 つの NURBS コーンを作成します。これらのコーンをプレーン上に次のように配置します。

  2. すべてのコーンをグループ化します。

ラップ（Wrap）デフォーマを作成するには

  1. プレーンを選択し、次にコーン グループを選択します。
  2. デフォーマの作成 > ラップ（Create Deformers > Wrap）を選択します。

コーンを移動してプレーンを変形するには

  1. コーンを移動、回転、スケールして、プレーンを変形します。

コーンを操作して、多種多様なデフォメーション エフェクトを生成することができます。

デフォメーション エフェクトを編集するには

  1. 各コーンのドロップオフ（Dropoff）チャンネルを使用して、さまざまなデフォメーション エフェクトを試してみてください。

    ドロップオフ（Dropoff）とラップのサンプル（Wrap Samples）チャンネルの詳細については、 NURBS ラップ インフルエンス オブジェクトのチャンネルを編集するを参照してください。

  2. チャンネル ボックス（Channel Box）内で、ラップ デフォーマ（Wrap Deformer）ノード（wrap1）が、コーンに対しては OUTPUTS に、プレーンに対しては INPUTS にリストされていることを確認してください。ラップ デフォーマ ノードを選択します。wrap1 のウェイトのしきい値（Weight Threshold）チャンネルを使用して、鋭いデフォメーション エフェクトやスムースなデフォメーション エフェクトを試してみてください。

    ラップ デフォーマ チャンネルの詳細については、 ラップ（Wrap）を参照してください。

    プレーンをコーンのインフルエンスから遠ざけたり、近づけたりすることもできます。プレーンをコーンに近づけて、変形させるアニメーションを作成することができます。

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