Track Summary パネルで確認する

Track Summary パネルは、時間の経過に伴うトラックポイントの質を視覚的に表示します。次のような目的に使用できます。

作業の全体的な進行状況の確認
指定されたトラックポイントの問題となる領域の特定
トラックデータのフレームの削除（詳細についてはトラックデータからフレームを削除するを参照してください）

Track quality

トラックされた全フレームにわたって、各ポイントのトラックの質を表示します。トラックの質は次のカラーで示されます。
緑色は良好であることを表します。すべて緑色であれば、元のターゲットとそれ以降のフレームが完全にマッチングしていることを示します。
黄色は注意です。
赤色は強い警告です。すべて赤色であれば、トラックが Failure Threshold を越えていることを意味します。Track Options コントロールパネルの Failure Threshold 値は、元のターゲットとそれ以降のフレーム間においてトラッカが許容できる差異を指定します。
青色のラインは、トラックボックスが手動配置されたことを示しています。

トラックの質は、元のターゲットとそれ以降の各フレームとのピクセルの平均的な差異を計算して決定されます。エレメントのシェイプやサイズが変化する場合、トラックの質は最初は緑色ですが、ポイントのパターンが変化するのに伴って低下していきます。

注:カラーインジケータはガイドラインとしてのみ使用してください。ポイントブラストムービーを再生して、トラックポイントの質を確認してください。

Per-point solvability: シーン全体に対する各ポイントのソルバ寄与度を表示します。トラックされたポイントの全フレームにわたってカメラまたはオブジェクトの移動範囲が評価され、その結果がインジケータに表示されます。ポイントから多くの角度測定値が得られるほど、そのポイントはシーン全体に対するソルバ寄与度が高くなり、緑色の表示が多くなります。

ナビゲーションコマンド

Track Summary パネルの次に挙げるコマンドを使用して、ウィンドウ内をナビゲートすることができます。このコマンドは、View メニューおよび右クリックして表示されるポップアップメニューにあります。

Frame All: ビューにポイントとフレームがすべて表示されるように変更します。
Jump To Start: 選択したフレームレンジの最初のフレームに移動します。
Jump To End: 選択したフレームレンジの最後のフレームに移動します。
Update During Drag: オンの場合、Track Summary パネルでフレームをドラッグすると、それに応じてほかのビューパネルが更新されます。オフの場合、フレームを変更したときだけほかのビューパネルが更新されます。