ソリューションを評価する
 
 
 

一般的に、ソルバははじめに大まかなソリューションを作成し、改善を繰り返してその精度を上げていきます。

大まかなソリューションを評価するには

  1. まず、Solve コントロールパネルの Overall Pixel Slip に注目します。

    ソリューションの成功度を判定するため、ソルバはトラック ポイントとそのロケータ間のピクセルのずれを計算します。全フレームのピクセルのずれの平均値が Overall Pixel Slip フィールドに表示されます。

    任意の 1 フレームのピクセルのずれを調べるときは、Frame Pixel Slip フィールドを見ます。特定のフレームに問題があると思われる場合は、この数値が役に立ちます。

    注:トラック ポイントや調査コンストレインを追加すると、Overall Pixel Slip 値が少し増加する場合があります。
  2. パース ビューで、3D ロケータの相対的な位置とカメラまたはオブジェクトの移動を確認します。

    ロケータの位置は、相互に、またカメラの動きに対して、正しいシェイプになければなりません。スケールとワールド座標グリッドに対する方向は必ずしも重要ではありません。スケールとグリッドへのソリューションのレジスタは、後で調査コンストレインを使用して行うことができます。

  3. グラフ エディタ(Graph Editor)でソリューションのカーブを確認します。

    カーブが不自然で異常に変化していないか、値の範囲が急激に変化していないか確認してください。

  4. Locator Summary パネルで、クオリティ グラフがほとんど黄色または赤色になっている 3D ロケータを特定します。(このパネルの読み方の詳細については、 Locator Summary を確認するを参照してください)。

  5. ロケータのクオリティが低いポイントについては、ショット カメラ ビューを見て、トラック ポイントと 3D ロケータのアライメントをチェックします。

    ルート フレームのみをチェックします。他のフレームはマッチしない可能性があります(ただし、SolveFinish によって生成されたソリューションはすべてのフレームに適用されます)。

希望に近いソリューションが得られたら、ずれたり、ジッタが発生していないか確認します。次のステップを実行してください。また、必要であれば、大まかなソリューションの評価と同じステップを繰り返してください。

改善したソリューションを評価するには

  1. リファレンスとして使用するために、3D オブジェクトをシーンにインポートするか、または作成します。

    インポートするには、 ファイル > インポート(File > Import)を選択します。オブジェクトを作成する場合は、シェルフにあるプリミティブ ジオメトリ ツールを使用します。

  2. 次のいずれかの方法でソリューションのムービーを再生します。