シーンをモデリング、アニメートし、カラーを適用したあと、レンダー設定(Render Settings)オプションをいくつか設定し、次にソフトウェア レンダラを使用してアニメーションのフレーム範囲の一部または全体をディスク上のファイルにバッチ レンダーします。各ファイルは、アニメーションの単一のフレーム(イメージ)を表しています。
バッチ レンダー用にレンダー設定(Render Settings)を設定するには
ファイル名を 4 桁にすると、Maya の fcheck ユーティリティなど、多くのイメージ再生プログラムと互換性を持たせることができます。イメージ再生プログラムにより、レンダーしたアニメーション シーケンスを、自分のモニタで、リアル タイムのスピードで見ることができます。
レンダー設定ウィンドウのその他のオプションは、デフォルト設定を使用します。レッスンの前の方で指定したように、Maya はレンダリングに カメラ(Camera)(persp)、イメージ サイズ(640x480)、アンチエイリアシングの精度(制作の精度)を使用します。
レンダー設定を設定した後、共通(Common)タブの上部にバッチ レンダー時に作成されるファイルの正確なパスとファイル名が表示されます。この情報が正しいか確認してください。
バッチ レンダーの前に、シーンを保存しておくことをお奨めします。これは、バッチ レンダー後にディスプレイ設定を変更して、再度レンダーを行う場合に便利です。バッチ レンダーの前にシーンを保存しておくと、そのシーンを調べればバッチ レンダーしたときにどのオプション設定が有効になっていたか確認することができます。
すべての使用可能なプロセッサを使用(Use all available processors)オプションを使用すると、ローカル マシンで使用できるすべてのプロセッサを Maya で使用してレンダーを完了させることができます。
単純なシーンであれば、50 フレームのバッチ レンダーがほんの数分で完成します。複雑なシーンの場合は、コンピュータのスピードによっては 1 フレームに数時間かかることもあります。
Maya は結果ファイルをデフォルトの images ディレクトリに出力します。ファイルには次の名前が付けられます。
Apple.0001.iff
Apple.0002.iff
Apple.0003.iff
...
...
Apple.0050.iff
images ディレクトリは scenes ディレクトリと同じパスに置かれます。プロジェクト設定を変更すれば、別のパスに保存することもできます。プロジェクトの詳細については、Maya ヘルプを参照してください。
// Result: Rendering Completed. See mayaRenderLog.txt for information. //