Trax を使ってクリップの位置を変更する
 
 
 

クリップの開始時間を変更することによって、簡単にクリップ間のアクションを同期化することができます。たとえば、飛行機が前方に移動しながら上昇するのは、Travel_Forward クリップと Aircraft_Rise クリップの時間がオーバーラップしているからです。Trax タイムライン上で、1 つのクリップのアクションがもう 1 つのクリップの前または後に動き始めるようにクリップを別々のトラックに配置すれば、モーションは別々に発生します。

このセクションでは、飛行機が離陸して X 方向に前方に移動してからシーケンスの最後に着陸するように、クリップの配置を変更する方法について学習します。

トラック内のクリップの位置を変更するには

  1. Trax エディタ(Trax Editor)で、マウス カーソルを Travel_Forward クリップの先頭に移動します。

    Trax エディタでマウス カーソルがクリップの先頭にあると、カーソル アイコンは、クリップをトラックの上下左右にドラッグできることを示すポインタに変わります。

  2. 下の図のように、トラック内で Travel_Forward クリップをフレーム インが 60 になるまで横方向に右へクリック & ドラッグします。

  3. タイム スライダの再生コントロールにある再生(Play)ボタンをクリックして、アニメーションを再生します。

    飛行機は垂直に離陸してから右へ移動し、右に移動したまま着陸します。2 つのクリップ(Travel_Forward と Aircraft_Rise)が前後して配置されているため、アクションは同時にではなく連続して発生します。

  4. タイム スライダの再生コントロールにある停止(Stop)ボタンをクリックします。
  5. Aircraft_Lower クリップの開始点が、その上のトラックにある Travel_Forward クリップの終了点と一致するまで、横方向に右へクリック & ドラッグします。(フレーム イン = 299)。

    クリップがビューに収まらない場合は、Trax エディタビュー > すべてをフレームに収める(View > Frame All)を選択して、クリップがすべて表示されるようにビューのサイズを変更します。

また、クリップの配置を変更したことでアニメーションのタイムラインが伸びたため、再生終了時間を変更する必要があります。

  1. タイム スライダで、再生範囲を以下のように編集します。
  2. タイム スライダの再生コントロールにある再生(Play)ボタンをクリックして、アニメーションを再生します。

    飛行機は垂直に離陸してから右へ移動し、Travel_Forward クリップのモーションが完了すると、垂直に着陸します。3 つのクリップがタイムラインで端と端をつないで配置されているため、アニメーションは別々のイベントの連続として発生します。

  3. タイム スライダの再生コントロールにある停止(Stop)ボタンをクリックします。