ファイル トランスレータを書き込む
 
 
 

Maya ASCII フォーマットに変換する

プログラムを作成して、別の種類のファイルを Maya ASCII ファイル フォーマットへ変換するのは比較的簡単です。 主な作業は、外部データ型に相当する Maya のノードとアトリビュートを見つけることです。 サンプルの Maya ASCII ファイルの作成方法などプログラミングの詳細については、『ノード&アトリビュート リファレンス(Node and Attribute Reference)』を参照してください。

注:

Maya ASCII フォーマットから変換する

プログラムを作成して、Maya ASCII ファイルを別のファイル フォーマットへ変換するのは困難です。 変換処理を正しく実行するためには、Maya ASCII ファイルだけではなくそのファイル内で参照されているリファレンス ファイルも読み込む必要があります。 MEL の参照設定にはさまざまな MEL コードが含まれている可能性があります。それらの処理を独自に実行するコードを書くか、完全な MEL インタプリタを作成しなければなりません。

この問題をより簡単に解決する手段が、Maya Developer’s Tool Kit で提供されています。このツールキットの MPxFileTranslator クラスには、ファイル トランスレータ用プラグインのサンプルや各種マニュアルが用意されています。 このマニュアルを使用して、サンプル(lepTranslator)をベースにすると、Maya ファイルを任意のフォーマットに変換するプラグインを効率的に作成できます。

MEL を使用してデータを書き出すこともできます。 この方法は規模の大きなトランスレータにはあまり向いていません。しかし、比較的小さくて単純な ASCII データのセットを簡単にすばやくエクスポートできます。 必要なデータが MEL を使用してすべてアクセス可能ならば、fopen、fprint、fclose コマンドを使用して、データをファイルに書き込むことが出来ます。