ネットワーク ライセンスの追加セットアップ
 
 
 

ネットワーク経由でライセンスを提供したり、取得したりできるようにマシンを構成するには、まず、ライセンス サーバをセットアップし( シリアル ナンバーからソフトウェアをアクティベートする ライセンスをインストールする)、次に、このサーバからライセンスを取得するクライアント コンピュータを 1 台ずつセットアップする必要があります (サーバはサーバ自身にライセンスを提供することができます)。

注:

(Windows)ライセンス サーバ管理オプションとライセンス サーバの確認

オプションを設定してライセンス サーバを起動するには

  1. [スタート] > [プログラム] > [Autodesk] > [Common Utilities] > [FlexLM License Utilities]を選択します。
  2. LMTOOLS ウィンドウで、[Service/License File]タブをクリックし、[Configuration using Services]を選択します。
  3. [Config Services]タブをクリックします。
  4. [Use Services]をオンに設定します。
  5. [Start Server at Power Up]をオンに設定します。
  6. 表示される値が正しいことを確認してください。
    • lmgrd.exe ファイルへのパスは C:\Program Files\Common Files\Alias Shared\Licensing\etc\lmgrd.exe です。
    • ライセンス ファイルへのパスは、C:\FLEXLM\aw_servername .dat です。この servername には、ライセンス サーバ マシンの名前が入ります。
      注:[Path to the debug log file]のパス オプションは、空欄のままにしておいても支障ありません。
  7. [Save Service]をクリックします。
  8. [Start/Stop/Reread]タブをクリックし、[Start Server]をクリックします。

(Windows)ライセンス サーバの動作を確認するには

  1. [Server Status]タブをクリックします。
  2. [Perform Status Enquiry]をクリックします。

    ライセンス サーバが起動すると、ウィンドウに以下が表示されます。

    <servername>:license server UP(MASTER)

    servername にはライセンス サーバのコンピュータ名が入ります。テキスト フィールドには、プロダクト名/機能(Feature)とログインしているクライアント コンピュータの数が表示されます。

  3. LMTOOLS を終了します。

(Windows)ライセンス サーバを停止または起動するには

  1. LMTOOLS ウィンドウで、[Service/License File]タブをクリックし、[Configuration using Services]がオンになっていることを確認します。
  2. まず[Start/Stop/Reread]タブ、次に[Stop Server]、そして[Start Server]ボタンをクリックします。

(Windows)ライセンス サーバが実行中であるかどうかを確認する

Windows タスク マネージャを使って、ライセンス サーバが実行中かどうかを確認することができます。これには、ライセンス サーバ コンピュータで以下の手順を行います。

ライセンス サーバの状態をチェックするには

  1. Ctrl + Shift + Esc キーを押します。タスク マネージャが表示されます。
  2. [プロセス]のタブをクリックします。

    lmgrd.exesgiawd.exe がプロセスのリストにある場合、ライセンス サーバは起動中です。どちらもリストにない場合、ライセンス サーバは停止しています。どちらか 1 つだけがリストにある場合、ライセンス サーバは部分的に起動中です。この場合は、コンピュータを再起動してください。

(Linux)ライセンス サーバ管理オプションとライセンス サーバの確認

(Linux)ライセンス サーバを起動するには

  1. ログインしていない場合は、root としてログインします。
  2. aw_flexlm スクリプトが次のディレクトリにインストールされているかを確認します。
    /etc/rc.d/init.d/
  3. 以下のコマンドを実行し、lmgrd デーモンを停止してから再開します。
    /etc/rc.d/init.d/aw_flexlm stop
    /etc/rc.d/init.d/aw_flexlm start
  1. root をログアウトします。

(Linux)追加のトラブルシューティングのステップ

ライセンス サーバの起動で問題が発生したときに、上記の手順に従ってサービスをいったん停止、再開しても問題が解決されない場合は、次の操作を実行してください。

  1. 次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。
    killall lmgrd
  2. 次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。
    /usr/aw/COM/etc/lmgrd -c <path to license file>
  3. 以下の場所にあるログ ファイルを確認します。
    /usr/tmp/aw_flexlm.log
  4. 以下のように入力して Enter キーを押し、プロセス リストでライセンス マネージャが実行しているかどうか確認します。例:
    ps -aef | grep lmgrd

    ps コマンドは、シェルにさまざまなオプションを持つことができます。) これにより、デーモンが実行中であることを確認できます。

ネットワーク ライセンスに関するトラブルシューティングの詳細については、 ライセンス発行に関する問題のトラブルシューティング(Linux、Mac OS X)を参照してください。

(Mac OS X)ライセンス サーバ管理オプションとライセンス サーバの確認

注:FLEXlm ライセンス ソフトウェアでは、Mac OS X Server はサポートされていません。

(Mac OS X)ライセンス サーバを起動するには

次の章では、sudo(高レベルなユーザ権限で他のコマンドを実行する特殊な Mac OS X コマンド)を使用して、ライセンス サーバを起動します。使用するたびに、sudo を認証する必要があります。以下のコマンドは、マシンの管理者権限を所有するユーザが実行する必要があります。

  1. ターミナルに以下を入力してライセンスサーバを起動します。(パスワードの入力を要求するプロンプトが表示されることがあります)。
    sudo /usr/aw/COM/bin/aw_flexlm start

    Maya ターミナルを使用する場合は、パスを入力する必要はありません。

  2. サーバが起動されたことを確認するには、ターミナルに以下を入力します。
    sudo /usr/aw/COM/bin/lmstat -a -c /var/flexlm/aw_server.dat
  3. サーバが正常に起動された場合、License server UP (MASTER) v11.5 という行を含む出力が表示されます。
  4. ライセンス セットアップが正常に行われたかどうかを確認するには、Maya を起動します。