Windows 64 ビット システムでの Maya
 
 
 

次のセクションでは、Maya 64 ビット オペレーティング システムと Maya 32 ビット オペレーティング システムの違いについて紹介します。

Maya 64 ビット バージョンの利点

64 ビット EM64T/AMD® 64 プロセッサ対応 Maya 2009 なら、今までにない、大規模で複雑なシーンでの作業が可能になります。

サポートされていない機能

次の表は Maya 64 ビット バージョンではサポートされていない機能を示します。

機能 コメント

ベクター レンダラ プラグイン

Maya 64 ビット バージョンではサポートしていません(サード パーティ ライブラリ)。

Linux ではサポートしていません。

QuickTime VR

Maya 32/64 ビット バージョンではサポートしていません(サード パーティ ライブラリ)。

Linux ではサポートしていません。

RibExport

Maya 64 ビット バージョンではサポートしていません。

Autodesk ワイヤファイル エクスポート

openModel9.7 は Maya 64 ビット バージョンでは使用できません。

Maya モーション キャプチャ機能

Maya 64 ビット バージョンではサポートしていません。モーション キャプチャには Autodesk MotionBuilder をお勧めします。

Microsoft ランタイム ライブラリ

Maya 64 ビット インストーラは再頒布可能な Microsoft Merge Modules を使用して Microsoft ランタイム ライブラリをシステム ディレクトリ C:\Windows\WinSxS に入れます。

注:ご使用のマシンに特定のランタイム ライブラリがインストールされていない場合があるので、インストール プロセスの一部として Autodesk Maya が必要とするファイルのインストールが実行されます。C ライブラリ用の Microsoft ランタイム ライブラリ、MFC(Microsoft Foundation Class)、ユーザ インタフェースの枠組み、OpenMP ランタイム ライブラリの各ファイルがインストールされます。これらは Maya を MFC グラフィカル ユーザ インタフェース アプリケーションとして実行するための必須ライブラリです。

これらはシステム ダイナミック ライブラリで、マシン上のすべてのアプリケーションと共有されます。Microsoft が 64 ビット オペレーティング システムを更新する際にこれらのライブラリも更新する可能性があります。

現在の 64 ビット システム用 Microsoft コンパイラ(VC8)では、PATH 変数のランタイム ライブラリ検索は行いません。Maya 64 ビット バージョンでは、Autodesk はシステム コピーを使用します。Microsoft のマニフェスト ファイルのバージョニングについては、Maya が適切な DLL を見つけるはずです。

Maya API と開発キット

Maya 64 ビット バージョンの API や開発者向けサポートの詳細については、Maya ヘルプの開発者向けリソースにある API ガイドを参照してください。