Maya のインストール(Linux)
 
 
 

この章では、Linux 版 Maya のインストール方法について説明します。インストールが完了したら、Maya のライセンス発行を行ってください。以下のいずれかに該当する場合は、Maya ライセンスのインストールが必要です。

Maya のアップグレードの詳細については、 本章の対象ユーザ Maya のライセンスを発行するを参照してください。インストールに問題が生じた場合は、 トラブルシューティングを参照してください。

GUI を使用して Maya をインストールする

このセクションでは、GUI を使用して Linux 版 Maya をインストールする方法について説明します。

GUI を使用してインストールするには

  1. root でログインします。
  2. ドライブに Maya DVD を挿入します。
  3. もし必要であれば、DVDドライブをマウントします。
  4. 以下を入力してください。./setup

    Maya 2009 インストーラが開きます。

  5. 使用許諾契約書ウィンドウで、同意するをクリックします。Maya ソフトウェア インストールを続けるには、使用許諾契約書に同意する必要があります。次へをクリックします。
  6. Autodesk 製品コンフィギュレーション ウィンドウで、インストールするコンポーネントを選択します。

    インストール対象を、Autodesk Maya 2009、Autodesk Maya 2009 マニュアル、Autodesk ライセンス ツール(デフォルト)の中から選択します。次へをクリックします。

  7. Autodesk 製品コンフィギュレーション ウィンドウで、完了をクリックします。

    インストールが完了した製品の横にチェックマーク アイコンが表示されます。

rpm ユーティリティを使用して Maya をインストールする

このセクションでは、rpm コマンド ライン ユーティリティを使って Linux 版 Maya をインストールする方法について説明します。rpm コマンドでは、-i フラグまたは -ivh フラグのどちらかを使ってプログラムをインストールできます。-ivh フラグを使用した方が、インストール時に詳細な説明が表示されます。

注:以前にインストールした Linux 版 Maya 2009 のバージョンがある場合は、最新バージョンをインストールする前にアンインストールしておいてください。詳細については、 Maya をアンインストールするを参照してください。

rpm を使用してインストールするには

  1. root でログインします。
  2. ドライブに Maya DVD を挿入します。
  3. DVD ドライブをマウントします。例:
    mount -r /dev/dvd /mnt/dvd
  4. Linux 版 Maya がインストールされているディレクトリに変更します。例:
    cd /mnt/dvd/Linux
  5. ls コマンドを使用して DVD のパッケージを表示します。
    パッケージ名(# はパッケージ番号) 説明 必要な場合

    (64 ビット)AWCommon-11.50-#.x86_64.rpm

    ライセンス発行ソフトウェア

    常時

    (64 ビット)AWCommon-server-11.50-#.x86_64.rpm

    ライセンス サーバ ソフトウェア

    ネットワーク ライセンスの提供時

    (64 ビット)Maya2009_0_64-2009.0-#.x86_64.rpm

    Linux 版 Maya

    常時

    (64 ビット)Maya2009_0_64-docs_en_US-2009.0-#.x86_64.rpm

    Maya 2009 マニュアル

    オプション

  6. 必要な基本ソフトウェアをインストールするには、以下のコマンドを入力します。

    (64-bit)

    rpm -ivh AWCommon-11.5-#.i686.rpm Maya2009_0_64-2009.0-#.x86_64.rpm

    ここで、# には特定のパッケージ番号が入ります。

    注:Linux 版の AWCommon と Maya の古いバージョンがインストールされている場合は、そのバーションをアンインストールしてから最新のバージョンをインストールしてください。バージョンを確認するには、以下を入力します。

    rpm -qa | egrep 'AWCommon|Maya'

    詳細については、 Maya をアンインストールするを参照してください。

    Maya 2009 では、標準インストールの一部として必要な libxm.so.3 ライブラリが Maya lib ディレクトリに追加されるため、openMotif runtime rpm をインストールする必要はありません。

  7. OpenGL がインストールされていることを確認します。/usr/lib または /usr/X11R6/lib ディレクトリで libGL.so という名前のファイルを探します。
  8. マニュアル パッケージをインストールするには、次を入力します(# は特定のパッケージ番号です)。
    (64-bit) rpm -ivh Maya2009_0_64-docs_en_US-2009.0-#.x86_64.rpm
  9. ソフトウェア ファイルが次のディレクトリにインストールされたのが確認できるはずです。

    (64 ビット)/usr/autodesk/maya2009-x64

    Maya ソフトウェアが正常にインストールされたら、DVD をアンマウントして取り出し、安全な場所に保管します。Maya のライセンス発行の章へ進むか、Maya を 1 ライセンスのみお使いになる新規ユーザの方は、ライセンス発行クイック スタートの章を参照してください。

    注:Maya の使用にあたっては、必要に応じて追加の設定手順を実行してください。詳しくは、 Linux に関するその他の注意事項を参照してください。

/usr 以外のファイル システム上に Maya をインストールする

デフォルトでは、Maya は /usr パーティションにインストールされます。ディスク容量の不足などで別のファイル システム上に Maya をインストールする場合は、/usr/autodesk/maya2009-x64 からそのファイル システムへのシンボリック リンクを作成します。

たとえば、/freespace というファイル システムに Maya 2009 の 64 ビット バージョンをインストールする場合、以下のコマンドを入力します。

su root
ln -s /freespace/autodesk/maya2009 /usr/autodesk