編集 > 種類ごとに削除 > デフォーマ以外のヒストリ(Edit > Delete by Type > Non-Deformer History)
デフォーマ以外のヒストリ(Non-Deformer History)を削除すると、オブジェクトのデフォメーションのヒストリ ノードを上流、または上流および下流の両方から削除し、その後残りのヒストリをベイク処理することができます。これは、オブジェクト ヒストリから、モデリング操作またはシーンの再計算時間を遅くする他のノードを削除する場合に役立ちます。デフォーマ以外のヒストリの削除によって、シーンのパフォーマンスを改善させ、そのファイル サイズを縮小させることもできます。
注:モデリング操作の中には、ベイク処理をしても、処理後正確に同じエフェクトを作成できないものがあります。たとえば仮に、ヒストリに、スキニング操作と、その後続いてスムース操作が含まれているとします。ベイク処理前は、スキンが変形するたびにスムース操作が行われるので、スキンの出力に応じて異なったかたちでスムースになります。このスムース操作がスキニングにベイク処理されると、スキンは、オリジナルの動作に近づくように、スムース
ポイントに基づいてウェイト付け直されます。しかし、スキン ノードではスムース操作は行われず、新しく計算されたウェイトでスキニングだけが行われ、その結果はベイク前と同じにものになりません。
デフォーマ以外のヒストリの削除オプション(Delete Non-Deformer History Options)
削除(Delete)
次のオプションから選択します。
- デフォーマ以外のすべてのヒストリ(All Non-Deformer History)
-
選択したオブジェクトのデフォメーションから上流および下流の、すべてのヒストリを削除します。
このオプションによって、オブジェクトの外観がわずかに変化する可能性があります。
- デフォーマ前のヒストリのみ(History before deformers only)
-
選択したオブジェクトのデフォメーションから上流のヒストリのみを削除します。
これによって、スキニングの下流にあるモデリング ヒストリはすべて維持され、オブジェクトの外観は変更されません。たとえば、低解像度メッシュ上でのスムース(Smooth)ポリゴン操作を維持して、スムースで生成した高解像度メッシュを保存することもできます。