クラスタ ウェイト ペイント ツール(Paint Cluster Weights Tool)
 
 
 

クラスタ ウェイト ペイント ツール(Paint Cluster Weights Tool)により、Maya Artisan ブラシを使用して、変形されたジオメトリ上にクラスタ ウェイトをペイントできるようになりました。

クラスタ(Cluster)デフォーマとは クラスタ(Cluster)デフォーマを設定する クラスタのウェイト値をペイントするも参照してください。

クラスタ ウェイト ペイント ツール(Paint Cluster Weights Tool)メニュー項目は、アニメーション(Animation)メニュー セットのデフォーマの編集(Edit Deformers)メニューにあります( デフォーマの編集 > クラスタ ウェイト ペイント ツール(Edit Deformers > Paint Cluster Weights Tool))。

クラスタ ウェイト ペイント ツール(Paint Cluster Weights Tool)の設定

この機能を使って、ツール設定(Tool Settings)ウィンドウでクラスタ ウェイト ペイント ツールの設定を指定できます。ペイント アトリビュート(Paint Attributes)セクションには、クラスタ ウェイト ペイント ツールに固有のアトリビュートがいくつかあります。ここでは、これらの固有のアトリビュートについて、いくつかの共通アトリビュートと、それらがこのツールに適用される方法とともに説明します。その他すべてのセクションのその他すべてのアトリビュートの詳細については、『アーティザン』マニュアルの「 アーティザン(Artisan)ツール設定」を参照してください。

ヒント:あらかじめホットキーを設定しておけば、ツール設定(Tool Settings)ウィンドウを開かずに、これらほとんどの設定を変更することができます。ホットキーの組み合わせ設定に関する詳細については、『アーティザン』マニュアルの「 アーティザン ホットキーを使用する」を参照してください。

ペイント アトリビュート(Paint Attributes)セクション

ペイント アトリビュート セクションのアトリビュートについて説明します。

clustern.weights jointClustern.weights

選択してペイントしたクラスタ名とペイントしている(ウェイト値を)アトリビュート名を表示します。別のクラスタを選択してペイントするには、このボタンをクリックして適切なクラスタのウェイト名を選択します。デフォルトでは、ツールがサーフェスで検出した最初のクラスタ(cluster1.weights や jointCluster3.weights)を選択します。

フィルタ: cluster(Filter: cluster)

この上にあるボタンのメニューにクラスタのノードのみが表示されるようにフィルタを設定します。クラスタ ウェイト ペイント ツール(Paint Cluster Weights Tool)でペイントしているため、このフィルタを変更する必要はありません。

ペイント操作(Paint Operation)

選択したクラスタに対して実行するペイント操作を選択します。

置き換え(Replace)

ブラシのストローク操作によって、頂点のウェイト値がブラシに設定されたウェイト値に置き換わります。

加算(Add)

ブラシのストローク操作によって、ブラシに設定されたウェイト値に頂点のウェイト値が加算されます。

スケール(Scale)

ブラシのストローク操作によって、ブラシに設定されたウェイト値の係数で、頂点のウェイト値がスケールされます。

スムース(Smooth)

ブラシのストローク操作によって、近接する頂点のウェイト値が平均化され、ウェイト値の変化がよりスムースになります。

値(Value)

ペイント操作の実行時に適用するウェイト値を設定します。

最小/最大値(Min/Max Value)

ペイント可能な最小値と最大値を設定します。デフォルトでは、ペイント値を 0 と 1 の間にすることができます。最小/最大値(Min/Max value)を設定し、値の範囲を広げる、または狭めることができます。

ウェイトを減算するには負の値が便利です。たとえば、最小値を -1、値(Value)を -0.5 に設定して、加算操作を選択すると、ペイントする頂点のウェイトから 0.5 が差し引かれます。

正の値は乗数として使用されます。

ヒント:0 ~ 1 より広い範囲(-5 ~ 5 など)でペイントするときにペイント値を分けたり、0 ~ 1 の範囲(0.2 ~ 0.8 など)で値をペイントするときに表示される値の範囲を最大にするには、最小カラー値(Min Color)および最大カラー値(Max Color)ディスプレイ(Display)セクション)を最小/最大値に合わせて設定します。

クランプ(Clamp)

ペイントするときに設定した値に関係なく、値(Value)を指定された範囲に固定するかどうかを選択します。

下限(Lower)

オンにすると、下限値が、以下で指定するクランプ値(Clamp values)にクランプされます。たとえば、クランプの下限(Lower)を設定してクランプ値の下限を 0.5 に設定すると、値(Value)を 0.25 に設定しても、ペイントの値は 0.5 を下回ることがなくなります。

上限(Upper)

これをオンにすると、以下で指定するクランプ値(Clamp values)を上限値としてクランプします。たとえば、クランプの上限(Upper)を設定してクランプ値の上限を 0.75 に設定すると、値(Value)を 1 に設定しても、ペイントの値は 0.75 を上回ることがなくなります。

クランプ値(Clamp Values)

固定に使用される下限(Lower)値と上限(Upper)値を設定します。

塗りつぶし(Flood)

塗りつぶしをクリックすると、選択したクラスタのすべてのウェイトにブラシ設定が適用されます。結果は、塗りつぶしの実行時に定義されたブラシ設定に依存します。

ベクトル インデックス(Vector Index)

3 チャンネル アトリビュート(RGB または XYZ)をペイントする場合は、ベクトル インデックス セクションで、ペイントするチャンネルを選択します。クラスタのウェイトは 1 チャンネル アトリビュートのため、この設定を変更する必要はありません。