アトリビュートのロング ネームは、ノード名、ピリオド、ノードのアトリビュート名で構成されます。名前の間に空白は入りません。
アトリビュート エディタ（Attribute Editor）の上部にある編集フィールドにノード名が表示されます。
アトリビュート エディタ、またはデフォルトでチャンネル ボックス（Channel Box）では、オプション ウィンドウに表示された「人が読みやすい」アトリビュート名を使用することはできません。使用できるのは、「ロング」ネームまたは「ショート」ネームのみです。
オブジェクトのアトリビュートをすべて表示するには、スクリプト エディタ（Script Editor）にlistAttr objectName と入力します。また、listAttr - shortNames objectName を使用して、ロング ネームではなくショート ネームを表示することもできます。
名前には大文字/小文字の区別があります。エクスプレッション エディタ（Expression Editor）のオブジェクト（Objects）やアトリビュート（Attributes）リスト、チャンネル ボックス（Channel Box）のショート ネーム/ロング ネーム、あるいは listAttr コマンドの出力に表示されるとおりに大文字と小文字を使用する必要があります。
エクスプレッション エディタの作成（Create）ボタンまたは編集（Edit）ボタンをクリックしてエクスプレッションをコンパイルすると、エクスプレッション内のアトリビュートのショート ネームがロング ネームに変換されます。
アニメーション エクスプレッションでオブジェクト名を省略する
エクスプレッション エディタで 1 つのオブジェクトをデフォルト オブジェクトとして選択すると、アトリビュートのロング ネームの一部であるオブジェクト名およびピリオド（.）を省略することができます。
デフォルト オブジェクトとして Ball を選択したと仮定します。
Ball.translateY = time;
translateY = time;
移動 Y（Translate Y）は Ball（エクスプレッション エディタのデフォルト オブジェクト（Default Object）テキスト フィールドで指定されたオブジェクト）のアトリビュートと解釈されます。
オブジェクトをデフォルト オブジェクトにするには、デフォルト オブジェクト テキスト フィールドにオブジェクト名を入力します。
デフォルトでは、選択したオブジェクトもデフォルト オブジェクトになります。オブジェクト名を省略できるのは、デフォルト オブジェクト テキスト フィールドに名前を入力したオブジェクトのアトリビュートに限られます。
エクスプレッション エディタでパーティクルのシェイプ（Shape）ノードを選択した場合は、デフォルト オブジェクト テキスト フィールドはグレー表示されます。パーティクルのシェイプ ノードのアトリビュートは、1 つの作成（Creation）エクスプレッションと 2 つのランタイム（Runtime）エクスプレッション（ダイナミクスの計算の前と後）によってのみ制御されるため、パーティクルのシェイプ ノードを選択している場合は、そのノードが常にデフォルト オブジェクトになります。
ショート ネームとデフォルト オブジェクトを結び付けて、入力を最小限にすることができます。デフォルト オブジェクトとして Ball を選択したと仮定します。次のロング ネームの代わりに
Ball.translateY = time;
ty = time;
