移動先: 概要 戻り値 関連項目 フラグ MEL の例

概要

setDrivenKeyframe [-attribute string] [-controlPoints boolean] [-currentDriver string] [-driven] [-driver] [-driverValue float] [-hierarchy string] [-inTangentType string] [-insert] [-insertBlend boolean] [-outTangentType string] [-shape boolean] [-value float] [objects]

setDrivenKeyframe は「元に戻す」が可能、「照会」が可能、「編集」が可能です。

このコマンドは、ドリブン キーフレームを設定します。ドリブン キーフレームは、通常のキーフレームと似ています。ただし、標準キーフレームではグラフ エディタ(Graph Editor)の X 軸が常に時間に設定されているのに対して、 drivenkeyframe の場合、グラフ エディタの X 軸としてユーザが任意のアトリビュートを選択することができます。

たとえば、蛇口からの水の放出にキーフレームを設定して、 蛇口のハンドルを y 軸中心に回転したときに蛇口から水を放出させることができます。 この例では、蛇口からの水の放出はドリブン アトリビュートと呼ばれます。 ハンドルの回転はドライバと呼ばれます。setDrivenKeyframe を使用して蛇口からの水の放出とハンドルの回転との間に リレーションを設定したら、グラフ エディタを使用して、 キーフレーム設定されたオブジェクトのアニメーション カーブを修正するのと同じように、 アトリビュート間のリレーションを修正します。

単一のドライバによってドライブされるアトリビュートの場合、 ディペンデンシー グラフは次のようにコネクトされます。

ドライバ アトリビュート ---> アニメーション カーブ ---> ドリブン アトリビュート

ドリブン キーフレームは複数のドライバを使用して設定できます。複数のドライバによるエフェクトは、ブレンド ノードによって結合されます。

戻り値

intキーフレーム設定の数

戻り値の型は照会モードでは照会フラグが基になります。

関連項目

autoKeyframe, findKeyframe, setKeyPath, setKeyframe

フラグ

attribute, controlPoints, currentDriver, driven, driver, driverValue, hierarchy, inTangentType, insert, insertBlend, outTangentType, shape, value
ロング ネーム(ショート ネーム) 引数型 プロパティ
-attribute(-at) string createmultiuse
キーフレームを設定するアトリビュート名です。
-insert(-i) create
所定の時間にキーを挿入し、アニメーション カーブのシェイプを保持します。注: 挿入されたキーの接線のタイプは固定されるため、 カーブ シェイプを保持できます。
-inTangentType(-itt) string create
このコマンドによって設定されるキーフレームのイン接線タイプです。 有効な値は 「spline」、「linear」、「fast」、「slow」、「flat」、「step」、「clamped」です。デフォルトは「keyTangent -q -g -inTangentType」です。
-outTangentType(-ott) string create
このコマンドによって設定されるキーフレームのアウト接線タイプです。 有効な値は 「spline」、「linear」、「fast」、「slow」、「flat」、「step」、「clamped」です。デフォルトは「keyTangent -q -g -outTangentType」です。
-hierarchy(-hi) string create
このコマンドが作用するオブジェクトを、 指定した(またはアクティブな)ターゲット オブジェクトからの相対位置に基づいて制御します。 有効な値は、「above」、「below」、「both」、「none」です。 デフォルトは「hierarchy -query」です。
-shape(-s) boolean create
トランスフォームの下にあるシェイプのアトリビュート(「controlPoints」以外)も考慮します。デフォルト: true
-controlPoints(-cp) boolean create
アトリビュートのリストにシェイプの制御点を含めるかどうかを 明示的に指定します(「-s」フラグを参照)。 デフォルト: false
-insertBlend(-ib) boolean create
true の場合、pairBlend ノードは、チャンネルをドライブする アニメーション カーブ以外のノードを持つチャンネルに挿入されるので、 そのチャンネルでアニメーションがブレンドされるようにできます。false の場合、これらのチャンネルではキーが挿入されません。このフラグを指定しないと、アニメーションのブレンド用の グローバル プリファレンスに基づいて、ブレンドが挿入されます。
-currentDriver(-cd) string createquery
カレントのドリブン キーフレームで使用するドライバを、 引数として渡すアトリビュートに設定します。
-driver(-dr) query
アトリビュートの使用可能なドライバのリストを返します。
-driven(-dn) query
選択した項目のドリブン アトリビュートのリストを返します。
-driverValue(-dv) float createmultiuse
このキーフレームで使用するドライバの値。 デフォルトはカレント値です。
-value(-v) float create
キーフレームを設定する値。デフォルトはカレント値です。

: コマンドの作成モードで使用可能なフラグ : コマンドの編集モードで使用可能なフラグ
: コマンドの照会モードで使用可能なフラグ : 1 つのコマンドで複数回使用可能なフラグ

MEL の例

// Create a curve and a cone to use in the example
//
string $path = `curve -d 3 -p -10 0 0 -p -6 0 10 -p -3 0 -10 -p 10 0 0 -k 0 -k 0 -k 0  -k 1 -k 1 -k 1`;
polyCone;

// To set the keyframe on the selected object's translateX based on
// curve1's rotateZ:
//
setDrivenKeyframe -at translateX -cd curve1.rz;

// To set the keyframe on pCone1.tx based on the value of curve1.rz:
//
setDrivenKeyframe -cd curve1.rz pCone1.tx;

// To query the current driver of pCone1.tx:
//
setDrivenKeyframe -q -cd pCone1.tx;

// To query the available drivers of pCone1.tx:
//
setDrivenKeyframe -q -dr pCone1.tx;